花巻東の怪物・佐々木麟太郎の打撃の礎はものまね 3回戦へ向けては「接戦になる覚悟はある」

2023年08月14日 15:21

野球

花巻東の怪物・佐々木麟太郎の打撃の礎はものまね 3回戦へ向けては「接戦になる覚悟はある」
<花巻東・クラーク>花巻東・佐々木麟(撮影・藤山 由理) Photo By スポニチ
 高校通算140本塁打を誇り、今秋ドラフト1位候補の佐々木麟太郎内野手(3年)を擁する花巻東(岩手)は14日、兵庫県尼崎市内で練習した。1時間34分の雨天中断もあったクラーク(北北海道)との接戦を制してから一夜明け、「同点で終盤に入るとどっちに転がるか分からいが、その中で好機を引き寄せられたのは自分たちにとってプラスになる」と改めて試合を振り返った。
 13日の2回戦は上体をかがませて肘を動かしながらタイミングを取るいつもの構えから一転、エンゼルス・大谷のようにバットを高く掲げてすり足気味で打つフォームへ変更。強烈な二ゴロを放つ場面もあったが4打数無安打に終わり「昨日は公式戦では初めてああいう形で打たせてもらった。タイミングは悪くなかったがスムーズにバットが出てこないという感じはあった」と語り、3回戦の智弁学園(奈良)戦へ向けては「課題が修正できて良ければそのままいきたいとは思っています」と手応えも口にした。

 野球を始めた小学時代からバリー・ボンズやデビッド・オルティス、大谷などのものまねをしていたという佐々木麟。当初は楽しくてやっていたが「自分のバッティング技術につながるなと分かって、タイミングの取り方とかものまねしてて参考になった部分はすごくある」。メジャーでも一流の選手の技術を自分なりに取り入れて今の打撃フォームを完成させ、高校通算本塁打は歴代最多とされる140本も放ってきた。

 2回戦こそ無安打に終わったが、1回戦の宇部鴻城(山口)戦では聖地初安打を記録するなど3安打3打点と大活躍。聖地初アーチにも期待が懸かるが、夏10年ぶりのベスト8入りへ向け「接戦になる覚悟はあるので接戦の中でどう勝ち上がるか。そこに対しての準備はしっかりしていきたい」と力を込めた。(村井 樹)

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