メッツ千賀 9勝目 メジャー最高勝率のブレーブスに6回4安打3失点「不安なくマウンドに立てている」

2023年08月14日 12:39

野球

メッツ千賀 9勝目 メジャー最高勝率のブレーブスに6回4安打3失点「不安なくマウンドに立てている」
ブレーブス戦で9勝目を挙げたメッツ・千賀 Photo By AP
 メッツの千賀滉大投手(30)は13日(日本時間14日)、ホームでのブレーブス戦に先発し、6回を投げて4安打3失点(自責点3)2四球7奪三振で9勝目(6敗)を挙げた。防御率は3.30となった。107球67球がストライクという投球だった。
 初回、MVP候補の1番アクーニャに左前打を許し、盗塁でいきなり無死二塁のピンチ。その後、2四球で一死満塁とされると、5番オスナの一塁線二塁打で3点を奪われる厳しいスタートとなった。ただ、以降の千賀は制球が向上し、初回二死から5回二死まで13打者を連続で凡退。5、6回に単打を1本ずつ許したものの、それらのイニングも無失点に抑え、メジャー最高勝率の強豪を相手に6回を投げ切った。メッツは5回に一挙6点を挙げ、その時点で7-3と逆転。千賀は9勝目の権利を持ってマウンドを降りた。

 8回表にブレーブスのオルソンが大谷翔平を上回る43号の2ランを打って追い上げたものの、メッツは7-6で逃げ切り勝利。チームは連敗を3で止め、千賀に勝ち星がついた。

 ▽試合後の千賀との一問一答は以下の通り

 ――初回と次の5イニングの違いは?
 「スピードが速い球だけじゃなく、いろんな球を混ぜていくっていうヘフ(ヘフナー投手コーチ)からのコーチのアドバイスもありました。いい対応が後半はできたんじゃないかなと思います」

 ――ブレーブスとの4連戦の3戦で敗れた後、今夜勝つことができた。
 「ずっとやられっぱはみんな悔しいと思いますし、僕も出ていなくてもやっぱり見ていても悔しかった。とにかくすごいチームなのはみんながわかっているからこそ、僕自身も最初、点を取られてしまいましたけど、粘り強くいこうという方に切り替えました」

 ――ブレーブス打線の印象は?
 「本当に見ての通り、野球を好きな人が見たら笑いが出るくらいの打線だなと思います」

 ――22登板目。シーズン終盤に入るが、体の状態は。
 「不安なくマウンドには立てていると思いますし、いいケアも、1年間通して戦う準備もしているので、それがとにかく大きな目標なので、それがしっかり達成したいなと思います」

 ――今後、数多く対戦するであろうブレーブスの強力打線と初めて対戦しての印象は。
 「本当に今日1日は僕にとってすごい大切な1日だなという印象があります。この強いチームに対して自分がいま、何が通用して、何が足りないかというところがすごいはっきりとわかった。このチームをしっかり抑えられるようになることが今の僕の目標かなというふうに思えてくる、いい登板だったと思います」

 (ニューヨーク・杉浦大介通信員)

おすすめテーマ

2023年08月14日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム