【甲子園】鳥栖工「仮面ライダー兄弟」バッテリーの弟・響 兄との4カ月は「幸せでした」

2023年08月14日 11:23

野球

【甲子園】鳥栖工「仮面ライダー兄弟」バッテリーの弟・響 兄との4カ月は「幸せでした」
<日大三・鳥栖工> 8回の守備に入る前、マウンド上で会話する(左から)鳥栖工・松延響、松延晶音 (撮影・須田 麻祐子)  Photo By スポニチ
 【第105回全国高校野球選手権記念大会第9日2回戦   鳥栖工1-3日大三 ( 2023年8月14日    甲子園 )】 初出場の鳥栖工(佐賀)は過去2度の全国制覇の経験がある日大三(西東京)に惜敗。佐賀県勢として13年ぶりの夏2勝はならなかった。
 初回2死から3番・高陽章(3年)が中前打で出塁し、二盗でチャンスメークすると、4番で捕手の松延晶音(3年)の左前適時打で幸先良く先制した。ただ、その裏にすぐさま日大三に追いつかれると、2回以降は走者を出しながらも追加点が奪えなかった。

 投げては古沢蓮(3年)が6回まで相手打線を2失点、後を継いだ背番号10・松延響(1年)も力投。初戦の富山商戦に続き、アギトとヒビキの「仮面ライダー兄弟」バッテリーがこの日も実現したが、勝利をつかむことはできなかった。

 2回4安打1失点だった松延兄弟の弟・響は試合後、「ストレートでもカウントが取れて詰まらせることができたので、自分の投球は全国でも通用するかもしれないとは思いました」と大舞台での経験を振り返った。その上で「今は自分の力では打たれてしまう。自分がレベルアップして次は自分が甲子園に連れて行けるように頑張りたいと思います。変化球のキレと緩急のところ。今の時点では足りないと思う。また体づくりからはじめたい」と課題も口にした。

 兄・晶音との高校野球生活は4カ月と短かったが、甲子園でバッテリーを組み「仮面ライダー兄弟」として注目を集めた。兄には「ありがとうと言いたいです」と感謝し兄とバッテリーを組んだこの4カ月を「幸せでした」と回想した。

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