福岡大3季ぶり61回目リーグ優勝 延長10回、内藤サヨナラスクイズで決めた

2023年09月26日 05:00

野球

福岡大3季ぶり61回目リーグ優勝 延長10回、内藤サヨナラスクイズで決めた
<福岡大・西南大>3季ぶりの優勝を決めた福岡大は歓喜の輪を作り喜ぶ Photo By スポニチ
 【九州六大学野球   福岡大4―3西南大 ( 2023年9月25日    桧原 )】 福岡大が3季ぶり61回目のリーグ優勝を決めた。開幕から負けなしの福岡大は同点で迎えたタイブレークの延長10回裏にスクイズを決め、2位の西南大を4―3、サヨナラで下した。福岡大は今季8勝目(無敗)。2位の西南大が3敗(5勝)となり最終勝率で下回るため最終週を待たずに優勝が確定した。
 今季8試合で完投投手はゼロ。大城戸、久野と主戦格2人を欠きながら福岡大が優勝を決めた。「開幕早々2人がケガしたが、他のみんながしっかり準備してくれた」と堀壮太監督。8試合を延べ26投手による継投で8勝し“小さな力の大きな和”を強調した。

 この日、9回とタイブレークの10回を無安打無失点に抑えた若槻は「ゼロで抑えることだけ考えた。今季は投手みんなが役割を果たした結果」と中継ぎ陣の力投に胸を張った。若槻は救援で2勝。2年の栗林も中継ぎで2勝を挙げともにチームの稼ぎ頭になった。先発投手の勝利は2勝だけ。チーム8勝中、逆転勝ちが5勝あるのは中継ぎ、抑え陣の奮闘の証明でもある。

 1年生右腕も加わった。神村学園出の144キロ右腕、朝吹。この秋、初登板を果たしたばかりだが「後ろに先輩たちが控えているので飛ばしていった」と6回0/3を2失点。今季2勝目は逃したが優勝に大きく貢献した。

 投手陣の踏ん張りにキャプテンも燃えた。延長10回1死一、三塁に内藤が「タイブレークは何回も練習してきた。三走の園田さんは足が速くてよかった」とサヨナラの決勝スクイズを決めた。その内藤を歓喜の輪が包むと若槻、栗林、朝吹ら投手陣も笑顔で飛び込んだ。(中島 泉)

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