“不惑の獅子”40歳コンビ中村&栗山が躍動 わずかな望みの逆転CSへ“惑わず行けよ”

2023年09月26日 23:40

野球

“不惑の獅子”40歳コンビ中村&栗山が躍動 わずかな望みの逆転CSへ“惑わず行けよ”
<オ・西>9回1死満塁、走者一掃の適時二塁打を放つ栗山(撮影・平嶋 理子) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   西武7―1オリックス ( 2023年9月26日    京セラD )】 西武は同点の9回に中村剛也内野手(40)の決勝打、栗山巧外野手(40)のダメ押し3点二塁打などで一挙6点を奪い快勝した。
 序盤から両チームともに得点機を生かせない展開が続き、1―1で迎えた9回。安打と犠打で1死一、三塁のチャンスをつくり、中村が今季初の代打ヒットを放ち待望の勝ち越し点。さらに源田の今季100安打目で点差を広げ、四球をはさみ1死満塁で指名打者の栗山が打席に入った。

 この試合2度の空振り三振に倒れこの時点で4の0だった栗山だが、同い年の中村に触発されるように、5番手の山崎颯が投じた高め直球をフルスイング。打球はグングン伸びて右中間を真っぷたつ。満塁で走者一掃の3点二塁打となり、史上15人目の400二塁打に王手をかけた。

 試合後には殊勲のV撃を放った「おかわりさん」がX(旧ツイッター)のトレンドワード入りしたが、コメント欄には「おかわりさん栗山さんまだまだ元気(笑)」「おかわりさん&栗さまありがとうございます」など栗山を称賛する声も。

 40歳コンビの活躍で敵地でのオリックス戦スイープを阻止し、3位の楽天とは5・5ゲーム差。残り6試合でCS進出へ、わずかに可能性が残る状況ではあるが、“不惑の獅子”がけん引するチームは最後までかすかな光を目指し戦い抜く。

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