ヤクルト10度目零敗で阪神戦9連敗 わずか3安打の打線に高津監督「消極的に見えた」

2023年09月26日 21:59

野球

ヤクルト10度目零敗で阪神戦9連敗 わずか3安打の打線に高津監督「消極的に見えた」
<神・ヤ>わずか3安打と沈黙した打線に渋い表情の高津監督(左)(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神2―0ヤクルト ( 2023年9月26日    甲子園 )】 ヤクルトは今季10度目の零敗を喫し、阪神戦の同一シーズンの連敗が球団ワーストを更新する9まで伸びた。先発の高橋は4回に大山に先制2ランを被弾し5回2安打2失点で9敗目。打線は6回2死に塩見が右前打を放つまで西勇の前に無安打。阪神投手陣の前に先頭打者を一度も出せず、二塁も踏めなかった。今季ワーストタイの3安打と沈黙。借金は再びワーストタイの26となった。
 高津監督との一問一答は以下の通り。

 ――高橋は5回2失点。

 「あれだけまっすぐまっすぐでいくといつか捕まると思ってたんですけどね。まあ球威があるうちは打ち取れたりする場面もあったんですけど、もうちょっと緩急使うとか、もうちょっとできることはあったんじゃないかなと思いますね」

 ――4回に先頭の中野を出して、大山に被弾。

 「あの場面で失投しちゃいけない…1番失投しちゃいけない場面なので、カウント3―2から、それがちょっとどこに投げようとして、あそこにいったのか分からないけど、自然な流れの結果になったかなと思います」

 ――まっすぐ思い切り投げ込んだ。

 「でもそこで打たれちゃだめなんですよ。…そう思います」

 ――今季は4勝9敗。1年間思うような成績が出なかったが、来年の課題は。

 「ずっと昔から見てきて、何が変わったんかな、何が成長したんかな、と、思いながら、試合中に見てたんですけど、ちょっとすぐに答えが出なかった。自分の中で、まだまだ発展途上だとは思うんですが、経験もしてきて、年齢的にも非常にいい時を迎えていくので、次の登板がどうとかってのは今のところはあれですけど、毎年成長していかないといけない。なかなかうまくいかない年ももちろんあっての野球人生だと思うんですけど、今年の経験を生かして来年に成長していってほしいなと思いますね」

 ――打線はなかなかチャンスも作れなかった。

 「ランナーが4人しかでないのでね、なかなか得点にはならないですね。先頭も一度もでられなかったですし、非常に消極的に見えたというか、コントロールのいいピッチャーなので、もうちょっとスイングしかけていってもよかったのかなと。ファーストストライクを見逃してからのスタートになっているので、ミスを恐れず、積極的にグラウンドに立ってほしいなと思いますね」

 ――阪神戦は今季6勝17敗1分け。どういう差をうめないといけないか。

 「一番は新しい人が出てきている、タイガースは。やっぱり村上投手と大竹投手で22勝は非常に大きな数だと思いますし、森下選手が入ったのも非常に大きいと思いますし、新しい人があれだけ出てくれば、去年なかった数字がついてきているのかなと思います。やっぱり我々も新しいものを目指して、改善するなり、いろいろ取り組んでいかないといけない部分がたくさんあるなと思いますね」

 ――高橋には厳しい言葉が多いのは、期待が大きいからか。

 「やっぱりああいう試合でスタートして、こっちが全然打てない。向こうもなかなか一本打てない状況でぽんと2点とられると、すごく試合が大きく、2点ですけれど大きく傾いてしまう。本当に勝とうと思ったら、やっぱり先に点をとってもらうまで、我慢できるかどうかだと思いますね。それが彼には一生懸命、全力で腕を振ることしか今はできないかもしれないですけれど、そういうところも野球を覚えて、次のステップを踏んでいくようにしていかないといけないと思いますね」

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