WS3度制覇の名将、大谷に賛辞　敵ながら「彼の運動能力と才能にどれほど感謝していることか」

2023年09月26日 10:52

野球

WS3度制覇の名将、大谷に賛辞　敵ながら「彼の運動能力と才能にどれほど感謝していることか」 — 試合前の囲み取材で大谷について語るブルース・ボウチー監督（撮影・柳原　直之） Photo By スポニチ

　レンジャーズのブルース・ボウチー監督（68）が25日（日本時間26日）、敵地エンゼルス戦前に取材に応じ、19日に2度目の右肘手術を受けた大谷翔平投手について語った。

　ボウチー監督は、これまでパドレスの監督を経て07年から19年までジャイアンツを指揮。チームを3度のワールドシリーズ制覇へ導いた名将として知られ、歴代10位となる通算2090勝を挙げている。22年10月にレンジャーズ監督就任が発表された。今季レンジャーズは西地区首位を走っている。

　大谷について「メジャーリーグで彼がやっていることができるなんて、本当にクレージーだ。ベーブ・ルースまで遡る。彼は惜しまない。マウンドでの素晴らしい投球は驚くべきことであり、特に我々の球場で見せた打撃は信じられないほどだった。だから彼は信じられないほどのアスリートなんだ。おそらくそれと同じくらい、タフネスのど真ん中のことを彼はやってのけるのだろう」と称賛。

　同地区で1年間対戦してみての感想を聞かれ「彼がどれほどの天才アスリートかわかるかい？信じられないようなパワーがある」と驚き。

　「僕は少し年をとったけど、まさかこんなことが見られるようになるとは思わなかった。高校時代にフットボールのリーグ戦をプレーしている時にメジャーリーグのレベルでそれをやっているのを見ることができるんだから。かなりクールだ。彼の運動能力と才能にどれほど感謝していることか。言葉では言い表せないよ」と賛辞を惜しまなかった。

　大谷は手術を終え、回復を目指している途上。球団は30日（同10月1日）のアスレチックス戦でチームのMVPと最優秀投手の表彰式を行うと発表しており、選出が有力な大谷は同日はグラウンドに姿を現す可能性がありそうだ。