ツインズの右腕パダック 2度目のトミー・ジョンから今週復帰、ポストシーズンの秘密兵器

2023年09月26日 10:50

野球

ツインズの右腕パダック 2度目のトミー・ジョンから今週復帰、ポストシーズンの秘密兵器
ツインズの長身右腕クリス・パダック(AP) Photo By AP
 ツインズの長身右腕クリス・パダック(27)が今週、メジャー公式戦の最終週に、2度目のトミー・ジョン手術(側副靱帯再建術)から復帰する。複数の米メディアが報じている。
 24日のエンゼルス戦でベンチ入りし、6回に投げるために、ブルペンからマウンドに向かったが、雨で試合が50分中断、ロッコ・バルデリ監督の判断で、この日の復帰は取りやめた。代わりに26日(日本時間27日)に投げる可能性が非常に高い。

 「クリスは調子が良いし、準備はできている」と指揮官。パダックは22年のシーズン直前にパドレスからツインズにトレード。5試合に先発22イニングを投げたが、肘を痛め、5月に2度目のトミー・ジョン手術を受けていた(1度目はマイナーリーガーだった20歳)。

 昨オフ、調停権を持っていたが、球団とスコット・ボラス代理人は調停を避け、年俸240万ドルでいったん合意。さらにその上で3年総額1250万ドルの契約延長を結んだ。

 1メートル95の長身右腕。23年シーズンはリハビリのシーズンになるが、24年、25年は力を取り戻し、フルシーズン投げられると球団が信じたからだ。

 パダックは「保証された契約があることで、またメジャーで投げられるかどうかというプレッシャーから解放された。自分にとっても家族にとっても助かった」と感謝の言葉を口に。そして23年中にも復帰して、少しでもメジャーで投げたいと抱負を語っていた。

 リハビリは球団施設のあるフロリダ州フォートマイヤーズ。順調に進み、筋肉量は20パウンド(約9キロ)増加。マイナーのリハビリ登板では3試合、9・2回を投げ、39人の打者から15個の三振を奪った。直球の最速は98・2マイルで、今までメジャーで出したことのない球速だった。

 「身体の状態は選手生活の中でも一番強靭であると感じている。一番速い球を投げられている。ポジティブなことがたくさんある」とパダック。そして今週16カ月ぶりのメジャーのマウンドに上がる。

 ツインズはパダックをポストシーズンの秘密兵器にと期待。「球速もコントロールも両方とても高いレベルになっている。クリスが戻ってきてくれてうれしい」とバルデリ監督は話している。

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