CS決定の広島に追い風 龍馬が帰ってくる 26日中日戦から1軍合流 2位死守へ心強い存在

2023年09月26日 06:05

野球

CS決定の広島に追い風 龍馬が帰ってくる 26日中日戦から1軍合流 2位死守へ心強い存在
広島・西川 Photo By スポニチ
 広島・西川龍馬外野手(28)が右脇腹の違和感から回復し、26日の中日戦から1軍に合流することが決まった。24日のウエスタン・リーグのオリックス戦で実戦復帰し、患部の状態を確認してGOサインが出た。巨人が25日に敗れたことで5年ぶりのクライマックスシリーズ(CS)進出が決まり、レギュラーシーズンは残り4試合。95年以来となる2位を確保し、その先の決戦突破を目指す上で非常に心強い存在だ。
 順位争いの最終盤で頼りになる巧打者が戦列に戻ってくる。右脇腹の違和感で離脱していた西川。26日の中日戦からの1軍復帰が決まった。

 実戦復帰は、24日にあったウエスタン・リーグのオリックス戦。3番左翼で先発し、2点を加えて6―2とした4回に左前適時打を放つなど、3打数1安打1打点で終えた。

 「藤井ヘッドコーチが(2軍監督の)高さんと連絡を取ってくれている。今日どういう状況だったのか、一晩たった明日はどんな状態なのか。久々の実戦なので、報告を受けた上で判断したい。GOサインが出ればね」

 西川にとっては9日の阪神戦以来となる実戦。前日24日のヤクルト戦後、新井監督は昇格時期への問いにそう答えていた。患部の状態を確認し、満を持して出されたGOサイン。こうも付言した。

 「通常だと時間がかかるところではあるけど、彼(西川)は早く戻りたいと思い、しっかり治療して、リハビリしてくれていた。それはうれしいよね。チームの順位が最後まで分からない中で、そういう気持ちでいてくれるのはありがたい」

 7月5日の阪神戦でスイングした際に覚えた右脇腹痛。12日に肉離れが判明して出場選手登録を外れ、8月8日に復帰して以降も一進一退を繰り返した。9月8日、首位・阪神との直接対決に志願して先発。2試合に出場したものの、気持ちと結果は相関せず、左手親指負傷の菊池とともに12日、再び登録を抹消された。新井監督はこう説明していた。

 「“大丈夫です。行けます”と言ってくれるし、その気持ちは凄くうれしいけど、まだ戦いは続くので治療に専念してもらう。大切な試合に出られないのが一番痛い。こちらから”しっかり治してくれ”と伝えた」

 ポストシーズンをも見据えた措置。故障で戦列を離れていた主力が徐々に復帰し、役者はそろいつつある。2位死守、さらにはクライマックスシリーズ突破へ。4番で実績のある28歳が自慢の打撃で勝利に貢献する。(江尾 卓也)

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