阪神・佐藤輝、自己タイ月間7発目の22号「いい角度で打ち返せた」残り6戦自己最多24本更新見えた

2023年09月26日 05:15

野球

阪神・佐藤輝、自己タイ月間7発目の22号「いい角度で打ち返せた」残り6戦自己最多24本更新見えた
<中・神>2回、佐藤輝は先制ソロを放つ(投手・梅津)(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神1―2中日 ( 2023年9月25日    バンテリンD )】 22号の快音がドームにこだました。2回先頭。阪神・佐藤輝は中堅左へ飛距離130メートルの豪快弾を叩き込んだ。月間7発は昨年4月に並ぶ自己最多。さらに月間23打点は今年5月の22打点を超える自己最多だ。9月は残り4試合。月間記録のさらなる上積みに加え、レギュラーシーズン残り6試合では新人だった21年に記録した24本塁打の自己最多の更新まで見えてきた。
 「良かったです。昨日(24日)の試合で点を取れていなかったので、何とかしたい気持ちでした」

 雪辱を期す一撃でもあった。前夜は中日投手陣に対して延長12回を散発4安打に抑えられ、無得点で引き分け。佐藤輝も4打数無安打に終わっていた。初の10勝到達には勝利が必須だった同世代の才木を見殺しにした上、神宮遠征からの当日移動も相まって、疲労が色濃く残る夜だった。

 だからこそ、よどんだ空気を打開したかった。カウント1―1から梅津の直球を一閃(いっせん)。敗れはしたものの、決戦の秋へ、霧を晴らす鮮やかなアーチ。言葉にも充実感が漂う。

 「速いボールに対して、いい角度で打ち返すことができました」
 CSに向けた真剣勝負の場は限られている。残り6試合のうち、ファイナルSでぶつかる可能性がある広島、DeNAとは計3試合。当然、手の内を隠した戦いにもなるだろう。だからこそ少しでも状態を上げ、嫌なイメージを植え付けておきたい。1打席、1スイングがより貴重となっていく。

 9回1死では遊撃へ内野安打を放ち、20日巨人戦以来、4試合ぶりの複数安打も記録した。同点の好機を演出する激走。最後まで白星を追い求める24歳の姿勢が、38年ぶり日本一への道しるべとなる。(八木 勇磨)

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