中日・梅津 東洋大の後輩・村上との投げ合い燃えた「気持ちを入れて投げた」1177日ぶり復活白星

2023年09月26日 05:00

野球

中日・梅津 東洋大の後輩・村上との投げ合い燃えた「気持ちを入れて投げた」1177日ぶり復活白星
<中・神>ファンの声援に応える梅津(撮影・須田 麻祐子) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   中日2―1阪神 ( 2023年9月25日    バンテリンD )】 中日・梅津はベンチで両手を突き上げた。昨年3月の右肘内側側副じん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)から復帰3戦目で8回1失点。20年7月5日の巨人戦以来、1177日ぶりの白星をつかんだ。
 「阪神は優勝が決まっていて、相手も後輩の村上投手。チームも自分の成績も負けているけど、この試合は勝てるように、気持ちを入れて投げました」

 東洋大の2学年後輩の阪神・村上との投げ合いに燃えた。2回は佐藤輝に先制被弾しても、150キロ超の直球を軸にスライダーも効果的に投げ分けて5奪三振。「真っすぐを打たれてしまいましたが、逃げるわけにはいかない」。2軍調整中にはテレビ画面越しに活躍する村上の姿に刺激を受けた。「悔しい思いもありましたけど、勝ててよかった」。意地が詰まった107球だった。

 憧れの存在がエンゼルス・大谷。同じ右肘手術を経験し、ショートアーム投法など共通点は多い。術後に励んだ筋力トレーニングで約8キロ増の体重100キロになった体格も似通う。「周りの方に、言ってもらえるのはいいことかなと思います」とはにかんだ。「1勝できたことは来年につながると思う。9回を投げきって勝ちたかったし、来年は投げきれるように」。来季逆襲へ、背番号18の大器が帰ってきた。(湯澤 涼)

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