マエケン タイガースと2年約36億円で合意 あるぞ来季開幕投手!日本選手のプレーは球団24年ぶり

2023年11月28日 02:30

野球

マエケン タイガースと2年約36億円で合意 あるぞ来季開幕投手!日本選手のプレーは球団24年ぶり
タイガースに移籍する前田健太 Photo By スポニチ
 ツインズからFAになっていた前田健太投手(35)がタイガースと2年総額2400万ドル(約35億7600万円)で合意したと26日(日本時間27日)、複数の米メディアが報じた。エンゼルスからFAの大谷らに先んじて日本選手の今オフ移籍決定第1号。実績あるチーム唯一の30代投手として、3年ぶり2度目の開幕投手を任される可能性もありそうだ。
 「モーターシティー」と呼ばれる自動車産業の中心地、日系メーカーの在米駐在員も多いデトロイトに待望の日本選手が誕生する。前田がタイガースと2年総額2400万ドルで合意。大リーグ公式サイトは「前田の実績と経験は、タイガースに新たなチャンスをもたらす」と伝えた。

 日本選手がプレーするのは00年の野茂英雄、木田優夫以来24年ぶりとなる。ツインズとの再契約交渉も報じられていたが、最終的にタ軍を選んだ。身体検査で問題なければ正式契約を結び、発表される運び。今季は78勝84敗の地区2位で、エンゼルスと並びメジャーワーストの9年連続でプレーオフ進出を逃したタ軍は、30代の投手が不在の若い球団。唯一2桁の13勝したエース左腕ロドリゲスはオプトアウト権を行使してFAとなった。今季規定投球回に達した投手は一人もおらず、来季はツ軍時代の21年以来、自身2度目の開幕投手を任される可能性もありそうだ。

 エンゼルスからFAの大谷、オリックス・山本ら日本選手が移籍市場をにぎわす中、前田が決定一番乗りとなった。今季は右肘のじん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)から復帰1年目ながら、10・1と高い奪三振率で復調気配を印象づけた。36歳を迎える来季を前にした2年契約に、同サイトは「前田の成績向上を信じている表れ」と解説した。

 目標に掲げる日米通算200勝まであと38勝。契約期間の2年を満了すれば、野茂、イチロー、ダルビッシュに続き日本選手4人目の通算サービスタイム10年も達成する。

 ▽デトロイト・タイガース 19世紀から存在する古参球団で“球聖”タイ・カッブも所属。地区優勝7回、リーグ優勝11度、ワールドシリーズ制覇4度。2010年代前半はバーランダー(現アストロズ)、シャーザー(現レンジャーズ)、今季限りで現役引退したカブレラを中心に黄金期を築き、地区4連覇を果たした。ア・リーグ中地区所属。本拠地はミシガン州デトロイトにあるコメリカ・パーク。日本選手は99、00年に木田、00年に野茂が在籍。

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