【23年ドラフト下位指名】日本ハム5位・星野ひので 持ち味の強打で輝く「日本一を目指して頑張りたい」

2023年11月28日 05:00

野球

【23年ドラフト下位指名】日本ハム5位・星野ひので 持ち味の強打で輝く「日本一を目指して頑張りたい」
指名あいさつを受けた日本ハムドラフト5位の前橋工・星野(中央)。左は山本スカウト、右は高橋スカウト Photo By スポニチ
 朝日のように輝かしい道を歩む。日本ハムから5位指名を受けた前橋工・星野ひので外野手(18)は、高校通算16本塁打を誇る将来の大砲候補だ。下の名前に平仮名が入る選手のドラフト指名は初めてで、由来は「日の出」から。その名をファンの間に定着させるため、プロの世界で一歩ずつ歩みを進める。
 まだ表情は18歳らしくあどけない。それでも、前橋工の制服姿でも星野の1メートル82、84キロの堂々の体躯(たいく)ははっきりと分かる。今季、25本塁打を放って、侍ジャパン入りも果たした万波が憧れの選手。「打撃が売りなので、レベルアップしていけるように頑張っていきたい」と目を輝かせる。

 名前は平仮名で「ひので」。日の出のように周囲に待ち望まれる存在になるようにとの願いから、両親に名付けられた。5人きょうだいの3番目で、他のきょうだいも上から姉の「そら」と「しずく」、妹の「ほたる」、弟の「ひまわり」と全員名前は平仮名だ。下の名前に平仮名が入る選手のドラフト指名は初めてで「平仮名で覚えやすいと思うので、“ひので”と言ってもらえれば」とファンにお願いした。

 2年夏の終わりには「軟骨が削れてしまった」と右肘の手術を経験。約半年のリハビリを経て、今夏の群馬大会では常磐との2回戦で1試合2本塁打をマーク。スカウト陣の注目を集め、日本ハムの支配下指名を勝ち取った。前橋工での一番の思い出も「夏の大会でホームランが出たのは良かった」とこの2発を挙げる。

 高橋寛人監督も「彼が活躍することでチームの雰囲気が変わる。とにかく練習が好き。プロの世界にまずは慣れて、先輩方から学んでほしい」と期待。星野も、1年目の明確な目標こそ立てていないが「1軍で出させてもらえたら、日本一を目指して頑張りたい」と、既にチームの勝利を最優先に考えている。

 パワフルな打撃が持ち味の一方で、群馬・桐生の実家は生花店を営み、好きな花は「チューリップ」。野球を始めた小1から憧れ続けたプロの世界で朝日のように輝く、華麗な花を咲かせてみせる。(田中 健人)


 ◇星野 ひので(ほしの・ひので)2005年(平17)4月18日生まれ、群馬県桐生市出身の18歳。小1から新里スターズで野球を始め、小4から大間々東小リトルジャイアンツでプレー。新里中時代は桐生ボーイズに所属。前橋工では1年夏からベンチ入りし、高校通算16本塁打。甲子園出場はなし。1メートル82、84キロ。右投げ右打ち。

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