阪神・岡田監督 来季の合言葉は「アレンパ」に決定!? 発案の佐藤輝をべた褒め「スゴい、大したもん」

2023年11月28日 05:15

野球

阪神・岡田監督 来季の合言葉は「アレンパ」に決定!? 発案の佐藤輝をべた褒め「スゴい、大したもん」
<阪神・西宮神社参拝>絵馬を手に持ち、記念撮影する岡田監督(撮影・須田 麻祐子) Photo By スポニチ
 阪神・岡田彰布監督(66)が27日、「アレ」に代わる来季の合言葉として「“アレ”の“連覇”」を略した「アレンパ」に決めた!?尼崎市と西宮市で開かれた38年ぶり日本一と18年ぶりリーグ優勝の報告会に参加し、発案者の佐藤輝明内野手(24)を褒めて採用に意欲。気をよくした佐藤輝からは本塁打王宣言も飛び出し、球団初の連覇へ向けて早くも士気が高まった。
 岡田監督が珍しく佐藤輝をべた褒めした。尼崎市での優勝報告会で選手5人との壇上でのトークショー。「アレ」に代わる優勝の呼び名について、2人で会話のキャッチボールをした時のことだ。

 岡田監督「タイガースは2年連続の優勝がないので、それに向かってまた何か言葉を…。誰かから聞いたけど、佐藤がエエ言葉を言ってて」

 佐藤輝「アレンパです」

 岡田監督「アレンパはちょっと思い浮かばなかった。初めて佐藤がスゴいと思った。これはなかなか大したもんだよ」

 日本一になった後、テレビ出演をした際に佐藤輝が口にした「“アレ”の“連覇”」を略したフレーズを人伝いに聞いたという。今季はことあるごとに、メディアを通じてダメ出しをしてきた。直接褒めたのは今回が初めてと言っても過言ではない。今季スローガン「A.R.E.」は「勝ったのに変える必要ない」とし、選手やファンを含む、みんなで呼ぶ合言葉としては「テル案」を採用する可能性を示唆した。

 予期せぬ絶賛を受けた天性のスラッガーの舌も滑らかだった。約1300人のファンが来た尼崎市への報告会を終え、次に向かった西宮市民への報告会。約3000人の来場者と指揮官の前で大胆な決意表明をした。

 「ホームランが自分の持ち味。そこでタイトルを獲れるように頑張りたい」

 キング宣言が出る直前、岡田監督からは「数字的にはまだベストを残していない」というハッパをかけられ、「監督も言われましたけど、個人的にはまだまだベストと言えない」と答えた。今季の打率・263、24本塁打、92打点に納得していないのは岡田監督も同じ。「打率3割近く打てば、おのずと本塁打は増える」と確実性向上を説いた。

 開幕前に参拝した西宮神社と広田神社(ともに西宮市)へのお礼参りも合わせて、イベントづくしの一日。最後の納会後、佐藤輝は岡田監督からの“お褒めの言葉”について「僕は別に何もしてないので。使われるのか、使われないのか知らないですけど…」と恐縮した。今季のチーム本塁打84本は中日に次いで2番目に少なかった。それでいて圧倒的に強かった。柵越え量産が実現すれば、「アレンパ」に近づくのは間違いない。(倉世古 洋平)

 ▽岡田監督の「アレ」 初出はオリックス監督時代の10年。阪神での08年V逸の反省を踏まえ、優勝の懸かった交流戦で選手に意識させないよう、期間中は「優勝」を「アレ」と言い換え、6月13日の決定まで封印した。22年オフに阪神監督に復帰。10月24日の秋季練習初日で1日限りの「優勝宣言」をした上で、翌25日からは「アレ」を徹底。23年スローガンも「Aim!(目標)Respect!(敬意)Empower!(パワーアップ)」の頭文字で「A.R.E.」と趣向を凝らした。

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