セ新人王は阪神・村上 後輩・森下から「譲れ」も圧倒得票で文句なし「自分が勝ち取った」

2023年11月28日 18:11

野球

セ新人王は阪神・村上 後輩・森下から「譲れ」も圧倒得票で文句なし「自分が勝ち取った」
<NPB AWARDS 2023>最優秀新人賞を受賞した阪神・村上(左)(撮影・尾崎 有希) Photo By スポニチ
 プロ野球の年間表彰式「NPB AWARDS 2023 supported by リポビタンD」が28日、都内で行われ、今季のセ・リーグ最優秀新人選手賞(新人王)は、阪神の村上頌樹投手(25)に決まった。阪神からは16年の高山俊以来、7年ぶり9人目の受賞となった。
 3年目の今季は、4月22日の中日戦(バンテリンD)でプロ初勝利を完封勝利で挙げると、以降も先発陣の中心として躍進。22試合に登板し10勝6敗、防御率はリーグトップの1・75で最優秀防御率の初タイトルを獲得し、18年ぶりリーグ優勝の立役者となった。球団での新人王は2016年・高山俊以来7年ぶり9年目。投手に限れば2007年・上園啓史以来16年ぶり4人目となった。

 受賞を受け、村上は「チャンスはあるかなと思っていたので、こうやって受賞してやっと取れたんだなと思ったので嬉しい」と笑顔。同じ阪神の森下を抑えての受賞に「あいつからは“もう3年目やからええやろ、1年目に譲れ”と言われたんですけど、自分が勝ち取ったのでそこは良かった」と胸を張った。

 印象に残ってる試合に初先発した4月12日の巨人戦を挙げ「初先発ということで緊張もしていたんですけど、7回完全という自分の中で1番自信になるような。特に4番の岡本さんを三振に取ったところが、1番自信になった」と振り返った。

 日本シリーズでも第1戦で7回無失点と好投し勝利投手に。第6戦は5回4失点だったものの38年ぶりの日本一に貢献し「自分自身も阪神ファンですし、阪神が優勝と日本一から遠ざかっていたのは分かっていたので、何とかそこの一員になりたいと思っていた。チームとしても自分としてもとても良いシーズンになった」と喜んだ。

 新人王は全国の新聞、通信、放送各社に所属し、プロ野球取材経験5年以上の記者投票により選出され、セ・リーグは投票総数306で有効投票数306、村上に285票が入った。次いで阪神・森下翔太の10票、巨人・秋広優人が6票だった。

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