広島・堂林 新選手会長が決意表明「責任と覚悟を持って」 「家族」一丸で6年ぶり頂点目指す

2023年11月28日 06:00

野球

広島・堂林 新選手会長が決意表明「責任と覚悟を持って」 「家族」一丸で6年ぶり頂点目指す
広島選手会納会であいさつする新選手会長の堂林 Photo By スポニチ
 広島の選手会総会が27日に広島市内のホテルで開かれ、堂林翔太内野手(32)が新選手会長に就任した。同学年の大瀬良前会長から重責を託され、「責任と覚悟を持ってやらせてもらおうと思う」と決意表明。対話を大切にする“新井イズム”を継承し、「家族」をまとめる役割を思い描いた。
 新選手会長に就任した堂林は納会の冒頭であいさつし、「みなさんの力をお借りしながら、精いっぱい務めたい」と決意を新たにした。
 
 「正直、不安だらけで、自分のことで、精いっぱいになるかもしれないですけど、責任と覚悟を持ってやらせてもらおうと思う」

 今季までの2年間は選手会長を務めた大瀬良を副会長としてサポートしてきた。任期満了に伴い、大瀬良から後継に指名された。後継に指名した理由について大瀬良はこう説明した。

 「チームのこと、12球団のことを考えた時に、年齢が上の人もいた方がいいのかなと思った。12球団(会議)でも、年齢が上だからこそ言えることもある。あと、2軍で悔しい経験もしているし、いろんな経験、いろんな思いを持っているのは堂林かなと思ったのでお願いした」

 数日前に2人で食事に出かけた際も選手会長の話題になり、堂林は「本当に俺でいいんか?」と悩んだという。それでも、選手会長を務めることで、「自分もまた成長できると思った」と決断した。

 「周りと話をしながらやっていければいいと思っている。もっと個人個人で、自分を出していってもらえるような雰囲気をつくっていきたい」

 コミュニケーションを大切にする“新井イズム”で家族をまとめる役割を思い描いた。新井監督はチームを「家族」と表現して、対話で選手の考えや意見に寄り添いながら指揮を執るスタイル。堂林もチーム結束のために協力を惜しまない。

 新井監督からも「堅苦しくなることはない。いつも通りやってもらって、少しは周りに目を向けることがあると思うけど、そこは選手会長になって成長できることもあると思うから」と言葉を掛けてもらったという。

 今季は14試合で4番を務めるなど、後半戦では打線の中核を担った。来季はグラウンド外でも選手会長としてチームを支え、家族一丸で6年ぶりの頂点を目指す。(長谷川 凡記)

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