阪神・大山 来季は鳥谷の球団最多記録104四球超えも狙う! 初のベストナインに決意新た

2023年11月28日 05:15

野球

阪神・大山 来季は鳥谷の球団最多記録104四球超えも狙う! 初のベストナインに決意新た
<阪神雑感>球団納会に参加した大山(右)と木浪(撮影・須田 麻祐子) Photo By スポニチ
 セ、パ両リーグのベストナインが27日に発表され、18年ぶりセ・リーグ優勝&38年ぶりの日本一の阪神からは初受賞の大山悠輔内野手らが選出された。
 レギュラーシーズンとポストシーズン全てで先発4番の重責を務めた大山がプロ7年目で初のベストナインを獲得した。最高出塁率の初タイトル、ゴールデングラブ賞に続く栄誉。大阪市内で球団納会に参加し、笑みを浮かべた。

 「勝ったことが一番。優勝、日本一があってこそ、プラス賞もついてくる。やっぱり勝たないといけないというのは、パレードやファン感謝デーに出ても感じた。しっかり勝てるように来年また頑張りたい」

 本塁打王で次点の巨人・岡本和に大差をつけ、阪神の一塁手としては21年のマルテ以来、日本人に限れば81年の藤田平以来の受賞。「簡単なポジションなんてない。何よりもチームが勝ったことが一番なんで、まずはそこを喜んで、来季に準備したい」と勝つことの意味を改めてかみしめた。

 岡田監督が査定のポイント見直しを球団に求めるほど重視した四球での出塁を4番としても理解し「つなぐことが自分の仕事」と丁寧に打席を務めた。148安打、99四球の自己最高成績につながり、出塁率・403の数字を残した。

 「手応えがあった部分もあれば、まだまだだなって思う部分もある。そこは来季に向けてしっかりやりたい。賞を獲れたのは凄く良かったし、自信になる。本当にいい1年を過ごすことができた」

 出塁が勝利に直結したことで選球眼への意識はより高まった。優勝パレード後には「あと1四球で3桁でしたね」と残念がり、99四球からの上積みを狙う。13年に鳥谷敬が残した104四球の球団最多記録も一つの目標ラインだ。

 故郷・茨城県下妻市の「観光大使」就任も決まった。「この結果に満足することなく、球団史上初のリーグ連覇を目指し、僕自身もチームに貢献したい」とセ・リーグNo・1一塁手の座を不動のものにする決意だ。 (鈴木 光)

 ▽下妻市 茨城県南西部に位置する市。市東部に小貝川、西部に鬼怒川が流れ、中央部に農業用ため池の砂沼がある。人口約4万人。主な出身者に俳優の渡辺篤史、女子柔道の塚田真希。本紙評論家の広澤克実氏も出生から10歳までを同市で過ごした。04年に深田恭子の主演で映画化された嶽本野ばらの小説「下妻物語」の舞台としても知られる。

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