吉田正尚　積極的な野球教室開催は「直接触れ合うことを大事にしている」　「GQ　MEN…」表彰式

2023年11月28日 14:44

野球

　世界12カ国で開催され、その年に圧倒的な活躍を見せたヒーローたちを称賛し表彰する祭典「GQ　MEN　OF　THE　YEAR　2023」が28日に都内で開催され、野球界からは「ベスト・ベースボールプレイヤー」としてレッドソックスの吉田正尚外野手（30）、「ブレイクスルー・ベースボールプレイヤー」としてカージナルスのラーズ・ヌートバー外野手（26）が受賞した。

　吉田は、レッドカーペット後の「クロストーク」のコーナーでロックバンド「Mrs.　Green　Apple」、俳優の山田裕貴（33）と登場。司会のハリー杉山からメジャー1年目の今季について問われた吉田は「（優勝した3月の）WBCに始まり、WBCに終わった。終わったらすぐ（メジャーの）シーズンが始まったので、余韻に浸る間もなく」と回顧。ルーキーイヤーの今季は140試合に出場し、打率・289、15本塁打、72打点と奮闘。来季に向けては「今年1年間、初めて経験させていただいて、良いこと、悪いことを経験できたので。オフシーズンは今取り組んでいるので、来年はまた良いパフォーマンス出せるように頑張りたい」と抱負を語った。

　一時帰国中の今オフは野球教室を積極的に開催し、子どもたちと交流を深めている。「直接触れ合うことを大事にしていますので、小さい時に好きで野球を続けられる環境が大事。メジャーで活躍して少しでも目標としてもらえるようにプレーで恩返しできたらなと思う」と理由を語った。

　元中日、広島の和利氏を父に持つ山田は「（WBC準決勝で吉田が）ちょうど逆転のホームランを打った時に、ドラマの撮影をしていて、（撮影地が）かなりへき地だったんですよ。電波が届かないような。涙を流すシリアスなシーンだったんですけど（撮影の合間に）“どうなった？どうなった？うわ！逆転してる！”となっていた」と興奮気味に振り返っていた。

　米国滞在中のヌートバーは受賞式を欠席した。