セ界初！阪神・村上頌樹がMVPと新人王のW受賞「名を刻めた」両リーグでは木田、野茂以来3人目

2023年11月28日 18:45

野球

セ界初！阪神・村上頌樹がMVPと新人王のW受賞「名を刻めた」両リーグでは木田、野茂以来3人目 — ＜NPB　AWARDS　2023＞最優秀選手賞と最優秀新人賞をW受賞した阪神・村上（撮影・尾崎　有希） Photo By スポニチ

　プロ野球の年間表彰式「NPB　AWARDS　2023　supported　by　リポビタンD」が28日、都内で行われ、今季の最優秀選手賞（MVP）にセ・リーグは阪神の村上頌樹投手（25）が選ばれた（投票総数＝306、有効投票総数＝306中、1位票85）。新人王とのW受賞はセ初の快挙で、両リーグを通じては80年木田勇（日本ハム）、90年野茂英雄（近鉄）以来、3人目となった。

　3年目の今季は、4月22日の中日戦（バンテリンD）でプロ初勝利を完封勝利で挙げると、以降も先発陣の中心として躍進。22試合に登板し10勝6敗、防御率はリーグトップの1・75で最優秀防御率の初タイトルを獲得し、18年ぶりリーグ優勝の立役者となった。

　MVP受賞を受け、村上は「まさか自分が取ると思っていなかったので。本当にとても光栄な賞なので、嬉しいです」と驚きの表情。近本や大山ら同じチームの先輩との接戦を制し「他にもたくさんいい選手、いい方々がいるので、その中で1番になれたことは嬉しいです」と素直な感想を口にした。

　新人王とのW受賞はセ・リーグでは史上初の快挙となり「初めてってことで、プロ野球では野茂さん以来でセリーグでは初なので。そこに名を刻めたってことはとても良かったかなって思います」と笑みを浮かべた。

　来季、獲得したいタイトルとして「やっぱり1番目標にしている防御率タイトルがあるので、また2年連続取れるように。そこは1番目標にしてやっていきたいなっていう風に思ってます」と宣言。「今年以上の成績を求めてやっていきたいなという風に思いますし10勝以上と、防御率ももっともっと良くなるとは思ってるので、下げていきたいなって思います」と頼もしかった。