由伸“3年連続投手4冠”が凄すぎた…パMVP投票　2位、3位票「該当者なし」が異例の多さに

2023年11月28日 20:20

野球

由伸“3年連続投手4冠”が凄すぎた…パMVP投票　2位、3位票「該当者なし」が異例の多さに — ＜NPB　AWARDS　2023＞最優秀選手賞を受賞した阪神・村上（左）とオリックス・山本は笑顔で握手（撮影・尾崎　有希） Photo By スポニチ

　プロ野球の年間表彰式「NPB　AWARDS　2023　supported　by　リポビタンD」が28日、都内で行われ、今季の最優秀選手賞（MVP）にパ・リーグはオリックスの山本由伸投手（25）が選ばれた。3年連続3度目の受賞。過去、3年連続受賞は1976～78年の山田久志（阪急）、1994～96年のイチロー（オリックス）のみで、球団の投打のレジェンドに肩を並べた。

　山本は16勝6敗、防御率1.21、勝率.727、169奪三振で最多勝、最優秀防御率、勝率第1位、最多奪三振と先発投手のタイトルを独占。沢村賞、三井ゴールデン・グラブ賞、ベストナイン、最優秀バッテリー賞と合わせて、3年連続で“9冠”を手にした。

　MVPの投票は全国の新聞、通信、放送各社に所属し、プロ野球取材経験5年以上の記者により行われる。山本は有効投票総数267票のうち、259票の1位票を獲得。ほかに1位票が入ったのは26本塁打、87打点でパ・リーグ2冠に輝いたソフトバンクの近藤（5票）とオリックスの森（2票）、ロッテ・佐々木朗（1票）だった。また、山本の2位票は5票、3位票は1票で、2人の記者は山本に票を投じなかったことになる。

　一報、投票結果では「該当者なし」が2位票43票、3位票は79票と異例の多さに。特に3位の79票は近藤、オリックス・頓宮（いずれも40票）を上回り、もっとも多くの票を集めた。なお、混戦だったセ・リーグのMVP投票では2位の「該当者なし」は9票、3位は31票だった。