泉房穂氏 自民の裏金議員聴取「説明責任を問われている方が何を質問するのか。“あなたドリルでしょ”と」

2024年02月07日 10:19

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泉房穂氏 自民の裏金議員聴取「説明責任を問われている方が何を質問するのか。“あなたドリルでしょ”と」
泉房穂氏 Photo By スポニチ
 兵庫県明石市の前市長・泉房穂氏(60)が7日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。自民党が派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けて2日に開始した党所属の裏金議員への聞き取り調査について言及した。
 聞き取り調査は、会計責任者らが立件された安倍派、二階派、岸田派の90人程度が対象で、森山裕総務会長を座長に小渕優子選対委員長ら党執行部6人が分担して聴取。派閥パーティーの収入から還流を受けた金額や使途の説明を求めている。

 安倍派が政治資金収支報告書に記載せず、「ないこと」にしてきたパーティー券収入は、2020~22年までの3年間で4億3588万円。所属議員へのキックバックは、この3年を含めた5年間で実に6億7654万円に上る。

 泉氏は、この自民党の聞き取り調査に「びっくりしましたね、調査にすらなっていないですね」と言い、その理由について「1つめ、当然、調査の主体は第三者であるべき。小渕選対委員長が、説明責任を問われている方が何を質問するのか、“あなたドリルでしょ”と聞くわけじゃないんでしょうから、ちゃんと第三者委員会を作って第三者が中心で調査すべきというのが1つめ」と指摘。「2つめは期間です。全容解明だから3年じゃなくて、ちゃんと全期間やるべき。刑事処罰だから時効は5年、政治的にはもっと幅広く全容解明すべき」とし「3つめは、やり方。アンケートって一体なんですかってこと。やっぱり虚偽を言われた時に党として、しっかりと次は公認しないとか、制裁措置を前提にしないと調査の名に値しないので、こんなのそもそも調査と言うべきでないと私は思いますね。自民党のためにも、信頼回復のためにもちゃんとやった方がいいと私は思いますけどね」と自身の考えを話した。

 自民党の政治資金を巡る不祥事では、2014年に当時経済産業相だった小渕氏が、後援会主催の観劇会の不明朗な会計が発覚して経済産業相を辞任、15年に元秘書2人が執行猶予付き有罪判決を受けた。この事件で、検察の家宅捜査を前に、事務所のパソコンのハードディスクが電気ドリルで穴が開けられた状態で見つかり、証拠隠滅を図った疑いが指摘された。

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