辛坊治郎氏 周庭氏カナダ亡命意思に思い「そういう時に日本は選ばれる国であって欲しい」

2024年02月07日 19:25

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辛坊治郎氏 周庭氏カナダ亡命意思に思い「そういう時に日本は選ばれる国であって欲しい」
辛坊治郎氏 Photo By スポニチ
 キャスター辛坊治郎氏(67)が7日、ニッポン放送「辛坊治郎ズーム そこまで言うか!」(月~木曜後3・30)に生出演し、香港警察から指名手配を受けている民主活動家・周庭氏について語った。
 20年に香港国家安全維持法違反容疑で逮捕され、保釈中だった周氏に対し、香港警察は、決められた期日までに出頭せず、保釈条件を破ったと非難。6日に周氏を指名手配したことを発表した。周氏は昨年12月、留学先のカナダで事実上の亡命の意思を示している。

 辛坊氏は、周氏がパスポートを取得できた理由を考察した。「最も善意な解釈は、中国共産党政権をだまして、(政府が)“改心して海外留学したいんだったらパスポート出してやる”という見方もあれば、“初めからこいつ逃げるに決まっているけど、逃げたら指名手配で一気に香港の民主化をつぶす、ある意味象徴的な存在にしよう”とか。別の説としては、“この人間を出して泳がすことによって、海外にいる香港の民主化を図る人物と連絡をさせて、ある意味一網打尽にして、そういうスパイみたいな形として送り出したんじゃないの?”という説もあって」。さまざまな可能性を列挙した。

 辛坊氏は「本当のことは分からないんだけど」としつつ、「結論から言うと、パスポートを得てカナダに逃げたというか、カナダに行って、初めから亡命するつもりですよ。少なくとも中国共産党政権が続く限り、二度とふるさと香港に戻れないというのは覚悟の上」と、周氏の覚悟を推察した。

 指名手配になったことで、周氏に及ぶ危険にも言及。「カナダにいる限りはどうってことはないけど、共産党政権の息の掛かった国って世界にどんどん増えていますから。そういう国にうっかり入り込むと、そこで身柄を拘束されるリスクがあります」と解説した。

 周氏は日本のアイドルなどポップカルチャー好きで、日本語も堪能なことでも知られる。辛坊氏は「非常に残念に思っているのが、周庭さん、日本語もできるんですよ。この番組に日本語でご出演いただいたこともあるし」と回想。その上で、「だけどこうやって自由の身になりたいと思った時に、選ばれたのがカナダなんだなあと。日本じゃなかったんだなというのは、正直、気持ちは分かります。カナダの方が安全です。だけど、そういう時に、日本は選ばれる国であって欲しいなとは思います」と本音を語った。

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