王将戦第4局 初めて羽織を脱いだ菅井八段 和服ににじむ勝負への思い
2024年02月07日 16:12
芸能
この日着ている着物にも理由がある。無地の紺色で、冬用のシンプルな一着。菅井の後援会「竜棋会」から贈られたものだ。元々暑がり。白瀧さんは「夏用の着物を新しく作るか」と聞いたが、菅井は「いただいた方からの思いをまとって戦いたい」と答えたという。その気持ちを受け、白瀧さんは「少しでも涼しくなるように」と、夏用の羽織を合わせた。黒地に白の縞模様で、羽織紐がアクセント。着物の渋さを生かす、粋な装いになった。
和服のプロの手で、身を心地よく引き締めた菅井。これから起こる戦いを前に、背筋を伸ばした。