笑福亭松喬、6月の独演会で初心に戻り「らくだ」披露 生活のためでなく、観客笑わせるために高座へ

2024年02月14日 15:03

芸能

笑福亭松喬、6月の独演会で初心に戻り「らくだ」披露 生活のためでなく、観客笑わせるために高座へ
「笑福亭松喬独演会」の発表会見に臨んだ笑福亭松喬 Photo By スポニチ
 落語家・七代目笑福亭松喬(62)は14日、西宮市内で「笑福亭松喬独演会」(6月22日、兵庫県立芸術文化センター)の発表会見に出席。「大好きな落語。原点に戻って」と「らくだ」など2席を演じることを発表した。
 入門して40周年を迎えた昨年末、「第76回文化庁芸術祭・大衆芸能部門・大賞」(21年)、「繁昌亭大賞」(07年)など、これまでに得た数々の賞の楯や賞状を全部捨てた。「断捨離?自分が死んでから、家族が捨てきれないだろうから」という思いと、「落語の門を叩いた頃に戻ってゼロから」と初心に返った。自身も師匠の六代目松喬が亡くなった62歳を超えた。「一切、賞状とか飾ってない。もらったという事実はある。現実の方が大事だから」と元々、賞品にこだわりはなかった。「生活のため(の落語)でなく、ちょっとでもお客さんを笑かしてやろうという気持ちで」と高座に上がる構えを改めて口にした。

 今回は地元・兵庫県西宮での高座。同劇場では10回目となる。西宮で生まれ、尼崎・杭瀬で育ち、10歳の頃からまた西宮へ。それ以来、愛してやまない故郷。「きょうも自転車で15分の所から来た」。かつて阪急ブレーブスの本拠地・西宮球場があり、松喬も何度も通ったという阪急ファンだった。

 今はオリックスを熱烈に応援するが「今、ここが本拠地だったら、人気球団になってたはず」と世代の変遷を感じている。昔は強くて人気が今ひとつの球団だったが、今季は4連覇を目指すほど強く、さらに人気も老若男女の間で急上昇中。「中嶋監督は現役時代から西宮球場で見てきた。オリックスは山本(由伸)投手が抜けたけど、投手力は高い。阪神も強いし、今年もまた日本シリーズでやるかも。甲子園で4試合あります。オリックスの甲子園での胴上げもいいかも」と自身の地元・西宮での歓喜の瞬間を心待ちにしている。

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