毎コン女優主演賞・杉咲花「かけがえのない出会いとなった作品に関われて誇りに思う」
2024年02月14日 20:57
芸能
主人公の市子は、プロポーズを受けた翌日にこつぜんと姿を消す。行方を追う恋人や過去に関わった人々の証言によって、その人物像、アイデンティティーが浮かび上がってくる構成。戸田彬弘監督(40)からの“ラブレター”に心を動かされ、さらに「言葉にできないような感覚に襲われる脚本で、現場に立って演じた時に、どんな場所に連れていってもらえるんだろうという未知の感覚があって、早く現場に行きたいと思いました」とのめり込んでいった。
「自分にとってかけがえのない出会いとなった作品に関われたことを誇りに思う」と自信を深めた様子。戸田監督からも「まだまだ偉大な女優になっていく」とエールを送られたが、慢心はない。「自分の中で変化はあまり感じていなくて、評価は他者の中にあるものだと思っているので、引き続きこの先も粛々と作品と向き合っていきたいなという気持ちです」と真摯(しんし)に語った。(鈴木 元)