毎コン日本映画大賞・阪本監督 3年かかって撮影期間は12日「派閥の裏金でもあれば…」
2024年02月14日 18:53
芸能
「どついたるねん(89年)でスポニチグランプリ新人賞を受賞してからちょうど30本目の監督作。2000年の「顔」以来2度目の大賞となった作品は江戸の堆肥事情を絡め、声を失った武家の娘と下肥買いの若者2人がたくましく生きていく姿を、市井の人々の泣き笑いも込めて描いた青春活劇だ。
大病を克服したプロデューサーの原田満生氏(58)から持ちかけられた企画がベース。完成までには紆余(うよ)曲折もあったが、「なにくそ!の思いで書いた」と明かす脚本でも賞を贈られダブル受賞だ。ともに苦労した原田氏も駆けつけ受賞を喜んだ。