「不適切にもほどがある」SNS“依存”しすぎる現代人にグサッ…意見割れた既読問題「これは解像度高い」

2024年02月21日 10:09

芸能

「不適切にもほどがある」SNS“依存”しすぎる現代人にグサッ…意見割れた既読問題「これは解像度高い」
金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」第4話。歌い、踊る小川市郎(阿部サダヲ・中央)(C)TBS Photo By 提供写真
 俳優の阿部サダヲ(53)が主演を務めるTBS金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」(金曜後10・00)は16日、第4話が放送された。現代の「既読スルー」問題に一石を投じるミュージカルシーンが大きな話題に。ネット上でさまざまな議論が飛び交っている。
 <※以下、ネタバレ有>

 宮藤官九郎氏がオリジナル脚本を手掛けるヒューマンコメディー。「池袋ウエストゲートパーク」「木更津キャッツアイ」の阿部&宮藤氏&磯山晶プロデューサーが「タイガー&ドラゴン」以来19年ぶりにタッグを組んだ。主人公は1986年(昭和61年)から2024年(令和6年)にタイムスリップしてしまう“昭和のダメおやじ”体育教師の小川市郎。彼の“不適切”な言動がコンプライアンスで縛られた令和の人々に考えるヒントを与える。

 第4話は「既読スルーしちゃダメですか?」。小川市郎(阿部サダヲ)と犬島渚(仲里依紗)はキスをしようとした瞬間にビリビリッと弾け飛び、2人の間に何かの障壁があることに気づく。市郎は向坂キヨシ(坂元愛登)のスマートフォンを自分名義に変更し、メッセージアプリをダウンロード。はしゃぎ倒していたが、これがさらなる問題へと発展していくことも知らず…。

 令和では、渚が働くEBSテレビのカウンセラーとして働く市郎。ついに自分のスマホを手に入れ、メッセージアプリで社員とやり取りをするが…。

 昭和気質の市郎は、「既読スルー」に悩み、返信が無い社員に対し「なぜすぐに返さない!?」などと怒り心頭。携帯電話販売店で「既読がついたからこっちはずっと待ってるのに、なぜだ!」と、嘆き叫ぶ。

 また、グループチャットを退会した人に対し「絶交宣言だろ!?」と言うと、携帯電話販売員も「重い、重すぎます小川さん…」とドン引き。市郎は「渚っちから返信がないか、1分に1回は確認しないと、もう…仕事になんねえよ」と、“重度のスマホ依存症”ぶりを見せてしまう。

 「既読がついてるのに返信がないってのは、俺に言わせれば飯食わせてやってんのに“ごちそうさま”がないようなもんなんだよ」という市郎のもとへ、渚らEBS社員が登場「落ち着いて小川さん、始めたばかりで酷だけど…SNSは本気で打ち込むものじゃない」と、Sugar「ウエディング・ベル」風の曲調でミュージカルが始まる。

 「SNSは本気で向き合う場所じゃない」「いちいち真に受けたら疲れちゃう」…というフレーズが登場し、これが現代人に刺さった模様。ネット上では「昭和のコミュニティー強者が既読スルーに弱いっていうのはリアリティーあるよなあ」「昭和の人の既読スルーの弱さ、めっちゃ分かる…解像度高い」「個人的には既読スルーは気にしないけど気にする人はいるからすれ違うんだろうな」「令和と昭和の異なる常識と価値観のズレが引き起こす摩擦と笑い。SNSに本気で向き合うな、既読スルーは気にするな、しつこいLINEを送るなという警鐘回」とさまざまな意見があがった。

 阿部自身も、番組公式SNSに投稿された動画の中で、現実世界でも「既読スルー、ダメです。既読スルーされたらもう…へこんでしまう…」と吐露し、仲に「やばw」とつっこまれ、既読スルー問題への“温度差”が分かる様子が公開されいる。

 これまで第1話「頑張れって言っちゃダメですか?」、第2話「一人で抱えちゃダメですか?」、第3話「カワイイって言っちゃダメですか?」と、さまざまな事象について問題提起している同作。次回は第5話「隠しごとしちゃダメですか?」(2月23日)が放送される。

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