若狭勝弁護士 石川県“万博予算”1000万円に「韓国との交流…効果についての吟味が1番のポイント」

2024年02月21日 12:52

芸能

若狭勝弁護士 石川県“万博予算”1000万円に「韓国との交流…効果についての吟味が1番のポイント」
弁護士の若狭勝氏 Photo By スポニチ
 元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士が21日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。石川県の“万博予算”1000万円について言及した。
 石川県は、15日に発表した令和6年度予算案に「大阪・関西万博を見据えた国際文化交流の推進」の予算として1000万円を計上した。

 この予算について、日本維新の会の顧問を務めている石川県の馳浩知事は、会見で「馬場(伸幸)代表をはじめ、松井(一郎)さん、吉村(洋文)知事、また橋下(徹)さんと古い友人でございます。私は意思決定に参加しない顧問という立場ですので、ご理解いただければと思います」と説明した。石川県の担当者は、万博を見据えた国際交流プログラムの費用として、友好交流協定を結んでいる韓国の都市に石川県の文化団体を派遣する費用だとしているという。

 番組では、いまだ能登半島地震の生活再建の道半ばの県民の「第一に石川県の知事なので石川県民を第一に考えてほしい」「万博も大事かも分かりませんけれども、もっと先に延ばせるでしょう」という声を放送した。

 若狭氏は「国や地方公共団体の予算というのは効果のあるものに出さないといけないのは当然なんですが、他県の万博予算は出展関連など、かなり直接的なものなので、効果としては万博をやるという前提があれば認められると思うんです。けれども、石川県の場合は韓国との交流という間接的なもの。直接的か間接的かというところをよく見据えて、間接的なものは今、震災の後に出していいかという効果についての吟味が1番のポイントだと思う」と自身の見解を述べた。

 馳氏は、馳氏は、昨年11月に、都内の会合で講演した際、2013年に開催が決定した東京五輪の招致活動で、開催都市決定の投票権を持つ国際オリンピック委員会(IOC)委員に対し、内閣官房報償費(機密費)を用いて贈答品を渡したと発言して問題になった。また、今年1月には、政治資金パーティー事件を巡り、自民党衆院議員時代に所属していた安倍派から5年間で計819万円のキックバック(還流)を受けながら、政治資金収支報告書に記載していなかったと明らかにして「収支報告書には記載しなくていいと聞いており、それに従ったとのことだった。私の監督不行き届きだ」と陳謝している。

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