森山直太朗、昨年12月に父が死去 最期2カ月を共に生活「寂しさはつきまとうが祝福と感謝が強い」

2024年03月06日 13:58

芸能

森山直太朗、昨年12月に父が死去 最期2カ月を共に生活「寂しさはつきまとうが祝福と感謝が強い」
森山直太朗 Photo By スポニチ
 歌手の森山直太朗(47)が6日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜前)に出演。昨年12月に亡くなった父について語った。
 最期の2カ月間は父と暮らしたといい、「昭和19年生まれの、エルヴィス・プレスリーと渥美清さんをこよなく愛す、とても昭和気質の愛嬌のある人でした」としのんだ。続けて、「早くに母親を亡くしてどこかやりきれない思いを抱えながら、本音とか自分の胸の内をあまり人に表現するタイプの人ではなかった」と明かした。

 父と、母・森山良子は直太朗が小学校高学年の時に離婚している。「ある人から“お父さんの事を好きでしたか?”と聞かれた時に面を食らってしまった。離婚はしていますから、もちろんケンカをしたり仲が悪い時期もあった」とした上で、幼少期の写真を見ながら「あの頃、本当に僕は毎日父親と会うのが楽しかった。自分にとって面白い人だった。その事が思い出せた時に、上書きされた自分の記憶がとても救われたような気持になったのを覚えています」としみじみと語った。

 2018年に結婚してから、頻繁に会うようになったという。去年の5月には旧渋谷公会堂で行われた直太朗のライブに訪れたといい、「“まだお付き合いする前に、私と良子さんが初めて会った場所だったんだ。その場所であなたが歌っていることをとっても不思議に感じたし、誇らしい気持ちになりました。ありがとう”
という珍しく好意的な、胸の内を言ってくれるようなメールをもらった」と明かした。

 父との関係性について「僕も塞いでいたし父もどこかで。自分が開いていくと相手の見ている景色も変わるんだなという不思議な気持ちになった」と語った。

 続けて、「よく母親が“直太朗、人はそう簡単には変われないわよ”って言っている。僕はそんなことないと望みを持って生きてきたけど、全くその通りで変われないんだなって。それぞれ不変な生き物なんだなって。唯一あるとしたら、元に戻ることができる。あるがままの自分にかえることはできるんだなって。父がそういうことを表現してくれた」と語った。

 父との別れについて「会えない寂しさはふとした景色につきまといますけど、どこか新しい世界に旅立っていったような祝福と感謝の気持ちの方が今は強い」と率直な思いを口にした。

 一緒に過ごした2カ月を「最期のたったの2カ月でしたけど、彼も“本当に短い時間だったけど10年分生きた”と言った。最後は晴れやかに軽やかに旅立っていった」と語った。

おすすめテーマ

2024年03月06日のニュース

特集

芸能のランキング

【楽天】オススメアイテム