北河内新人お笑いコンクール開催延期 主催者側が“やらせ疑惑”投稿の山本市長に直接猛抗議

2024年03月06日 22:04

芸能

北河内新人お笑いコンクール開催延期 主催者側が“やらせ疑惑”投稿の山本市長に直接猛抗議
第4回の開催延期が発表された北河内新人お笑いコンクール(公式サイトから)
 大阪府交野市の「北河内新人お笑いコンクール」の公式サイトが6日に更新され、9月に予定していた第4回の開催を延期することを発表した。大会を巡っては、元お笑いコンビ「プラス・マイナス」の岩橋良昌(45)がSNSでやらせ疑惑を告発。その後、第3回決勝で審査員だった同市の山本景市長がSNSに疑惑を認める投稿をして波紋が広がっていた。
 大会を主催する同市商業連合会の山崎歩美会長は本紙の取材に、やらせ疑惑を改めて否定。「騒動が決着しておらず、(山本)市長もSNSでの発言を撤回していない状況でやるべきではないと判断した」と説明した。大会については「今後も開催する」とし、第4回を2024年度中に検討しているという。審査方法についても変更を考えており「決勝についても来場客の一般審査を取り入れるなど、より分かりやすい形にしていきたい」と話した。 

 山本市長のSNSの投稿を受け、先月29日に山崎氏を含め商業連合会のメンバー4人が交野市役所で、山本市長と約30分にわたり話し合いを行ったことも明らかにした。山崎氏は審査方法や集計方法などに触れ、やらせがなかったことを説明。「投稿について事前に商業連合会に何の確認もなかったことや、他の事業にも影響が出ていることについて抗議した」という。

 同コンクールは構成作家の前田政二氏が審査員長を務めており、山崎氏によると、話し合いの席で山本市長は「前田さんが“吉本興業以外の出場者は勝たせない”と話していたのを聞いた」と主張。「岩橋さんを守るために投稿した」などと説明したという。

 北河内新人お笑いコンクールは2020年に初開催。昨年までに行われた全3回で交野市が大会を後援していた。山崎氏は「今後は市からの後援も助成金も受けずに開催していく」とした。

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