安蘭けい(53)が6日、日生劇場で7日に開幕するミュージカル「カム フロム アウェイ」の公開ゲネプロを行った。12名のキャストが互いに助け合いながら、100分間で約100役を演じ分けるという異色作。12名が介した囲み会見で安蘭は「日本キャストにしかできないものを見せたい」と意気込んだ。
共演する森公美子(64)は1人で数役を演じ分ける困難さに稽古中に「7キロ痩せました」と告白。加藤和樹(39)は「稽古が始まる前から、ミュージカル界のアベンジャーズたちと共演するということで、ドキドキしていたんですけれど、失敗も笑いに変えながら前に進んでいく感覚が、一つのファミリーというか、カンパニーという感じがする。日比谷界隈で一番エネルギーがある作品に仕上がっていると思う」と胸を張った。
舞台はトニー賞などを受賞したヒット作で、日本での上演は初めて。2001年9月11日に、アメリカ・ニューヨークで発生した同時多発テロの裏で、カナダにある小さな町・ニューファンドランドで起きた実話がベースになっている。
29日まで日生劇場で上演され、大阪・愛知・福岡など全6カ所をめぐる。