村杉蝉之介被告「役者に戻ろうと考えてはいない」 事実上の引退表明 初公判で薬物所持など認める

2024年03月13日 05:30

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村杉蝉之介被告「役者に戻ろうと考えてはいない」 事実上の引退表明 初公判で薬物所持など認める
村杉蝉之介被告 Photo By スポニチ
 大麻などの規制薬物を譲り受けたとして麻薬特例法違反などの罪に問われた俳優の村杉蝉之介(本名・友一)被告(58)=東京都足立区=の初公判が12日、福島地裁で開かれ、被告は起訴内容を認めた。NHK大河ドラマ「どうする家康」、連続テレビ小説「あまちゃん」などの出演作については「作品を汚してしまい申し訳ない」と陳謝し「人前に立てる立場ではなく役者に戻ろうと考えてはいない」と俳優業からの引退を口にした。
 検察側は懲役10月を求刑し、即日、結審した。判決は27日に言い渡される。

 法廷で被告は「人に会うのがストレスで薬物を使うと高揚感があって気持ちが楽になった」と薬物に手を出した理由を語った。所属劇団「大人計画」を主宰する劇作家で俳優の松尾スズキに直接謝罪した際には「悲しかった」と言われ「自分が情けなくなった。本当に後悔している」と肩を落とした。

 起訴状によると、被告は2022~23年、密売人に計約18万円を支払い、合成麻薬MDMAのような物などを鹿児島県内から自宅に郵送させたほか、自宅で指定薬物HHC約2・8グラムや大麻リキッド約0・49グラムを所持したとされている。

 被告は存在感のある脇役として数多くのドラマに出演。脚本家の宮藤官九郎らと結成したロックバンド「グループ魂」のメンバーとしてNHK紅白歌合戦に出場したこともある。NHK大河ドラマでは「鎌倉殿の13人」(22年放送)の市川猿之助ら出演陣による不祥事が相次いでいる。

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