NHKメディア総局長 旧ジャニタレントの起用について「新規の出演依頼はまだしない」

2024年03月13日 15:59

芸能

NHKメディア総局長 旧ジャニタレントの起用について「新規の出演依頼はまだしない」
東京・渋谷のNHK社屋 Photo By スポニチ
 NHKは13日、東京・渋谷の同局で定例メディア総局長会見を行い、SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)所属タレントの今後の番組起用について言及。山名啓雄メディア総局長は「新規の出演依頼はまだしないということ。それに変更はございません」と説明した。
 「年度またいで契約するケースはない」とし、4月以降に同事務所のタレントが継続して出演するケースはないという。

 同事務所は昨年12月にマネジメントを担う新会社「STARTO ENTERTAINMENT」の設立を発表。旧事務所の創業者一族が一切出資しない形で発足。収益は旧事務所側に回らず、性加害問題の被害申告者への補償が始まったことも明らかに。2月29日現在で補償内容の通知者数は325人、補償支払完了者は249人と報告している。

 同局はこれまで同事務所所属タレントの起用について「新規の出演依頼については被害者への救済と再発防止への取り組みが着実に進まないと行わない」との方針を示しており、この日の会長会見でも、稲葉延雄は「従来の方針に変更は今のところございません」とと新規契約はしないという方針に変更はないと説明。被害者への補償については「着実に進展しているのではないか」と一定の評価をしているしつつも「新会社については再発防止の取り組みやガバナンスなど会社の取り組みなど、まだ確認していきたい点ががある」と言及。「今後ともやり取りを継続し、補償や再発防止の取り組みを確認したうえで、新規の出演依頼を行うか判断する」とした。

 また、2月の定例会見で、山名啓雄メディア総局長が「今年の4月からは編成しない」と発表。これを受け、「ザ少年倶楽部」から1月にリニューアルされた「ニュージェネ!」(BSP4K、金曜後6・00)、BS「ザ少年倶楽部プレミアム」の新タイトルとしてスタートした「プレミセ!」(第3金曜後6・00)のほか、Eテレの「バリューの真実(SixTONES)」、「言葉にできない、そんな夜(WEST.桐山照史)」、「とまどい社会人のビズワード講座(キンプリ永瀬廉)」、「世界サンライズツアー(WEST.中間淳太)」の4番組、NHKラジオ第1の「STUDY!ぼくたちとみんなのラジオ」(A.B.C―Z)」、「らじらー!サタデー(Hey!Say!JUMP八乙女光、伊野尾慧)」の2番組を合わせ、旧ジャニーズ事務所所属タレントが出演している計8番組が今年度末での終了を発表している。

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