志らく“デモ活動”ネタで物議の吉住を擁護「この程度の風刺をダメと言われたら…笑いは狭まっていく」

2024年03月13日 16:01

芸能

志らく“デモ活動”ネタで物議の吉住を擁護「この程度の風刺をダメと言われたら…笑いは狭まっていく」
立川志らく Photo By スポニチ
 落語家・立川志らく(60)が13日までに自身のYouTubeチャンネルを更新。「R-1グランプリ2024」決勝戦でお笑いタレント・吉住(34)が披露した「デモ活動」ネタが物議をかもしている件についてコメントした。
 吉住が演じた女性は「絶対に許さない」と書かれた看板と拡声器を持って登場。婚約者の実家を訪れたが「さっきまでデモ活動してて」といい「今朝の政治家の汚職のニュースあったじゃないですか。あれ見てたら血が騒いじゃって~!これはもう“絶対、辞職させないと~”と思って、やらせていただきました!」と不気味な笑顔を見せていた。ほかにも「これ、私の血じゃない」「すみません。武力だけが取り柄で」と暴力をにおわせる場面もあった。

 また「ふせて、火炎瓶です!落ち着いてください。心当たりはあります」と際どい描写も。結婚を反対されると、最後は「結婚を認めろー!」「座り込みすっぞ!」と叫び、両親に向かって「もうあの頃の日常が戻ってくると思わないでください」と一言。「認めるからやめてくれ」という返事があると「なんだ。もっと骨のあるヤツらかと思ってました」と“勝利宣言”して暗転。終了後、吉住は「ポップなネタが出来たみたいで」と満足した表情をみせ、470点という高得点を獲得。ファイナルステージへと駒を進めた。

 ネット上では「吉住ちゃんめっちゃ面白かった」「吉住の演技力がすごすぎる」「一皮むいたらマジ怖い人を笑いに転換できるって、よく考えつくな」という声もあれば「面白いかどうか以前に『デモ参加者=ヤバい奴』というイメージを増幅するものだった」「吉住のデモのネタ“火炎瓶”とか暴力的なキーワードを入れるのも悪手だよなあ」「デモを揶揄(やゆ)するのは本当によくない」といった批判も寄せられていた。

 この件について、志らくは「この程度の風刺をダメだって言われちゃったらね、だんだん笑いなんてどんどん狭まったものになっちゃうし。実際、デモをやっている女性が結婚する場合ってあるわけだよね。そういった方たちの、悲しみもちゃんと出てるんだよ。その辺が彼女のうまいところで。だから、ただバカにしてるわけではない」と私見を述べていた。

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