「ビブリア古書堂の事件手帖」作者 「セクシー田中さん」調査報告書に不信感「まるで意味のない調査」

2024年06月01日 16:14

芸能

「ビブリア古書堂の事件手帖」作者 「セクシー田中さん」調査報告書に不信感「まるで意味のない調査」
三上延氏のX(@mikamien)から
 ドラマや映画で実写化もされたライトノベル小説「ビブリア古書堂の事件手帖」などで知られる作者・三上延氏が1日、自身のX(旧ツイッター)を更新。日本テレビは昨年10月期放送の連続ドラマ「セクシー田中さん」原作者で漫画家の芦原妃名子さん(享年50)が急死した問題で公表した報告書について苦言を呈した。
 今回の報告書について、三上氏は「日テレの報告書を読んだ。自分に起こった過去の諸々が思い出されて、読み進めるだけで手足が冷たくなるような内容だった」とコメント。「できるだけ感情を排して結論を書くと、私たちにはまるで意味のない調査である」と不信感を露わにした。

 「例えば原作サイドが出したドラマ化の条件については、小学館と芦原氏のやりとりが何らかの形で残っている可能性が高い」と指摘。「誰がその条件の話を受け取ってテレビ局に伝えたか、あるいは伝えなかったか、認識の齟齬がどう発生したか、原作サイドも含めた包括的な調査を行えばもっとはっきりしたはずだ」とした。

 さらに「調査に関わった現場の人たちはできる限りの仕事をしたのだろうが、これは『現場はよくやった』的な内輪の理屈ではどうにもならない問題である」とキッパリ。「他にも思うところは色々あるが、とても冷静になれない問題なのでこれ以上は書かない。今日は子どもと出かけてくる」と締めくくった。

 同局は先月31日に「社内特別調査チーム」が会見を開き、調査結果を報告。石澤顕社長も会見に出席し、芦原さんへ「心より哀悼の意」を表明。「ドラマ制作側と原作側の認識の違い、そこから生じたミスコミュニケーション」などから問題が起こったとし、ドラマ制作の在り方を見直すことを表明した。

 報告書は約90ページに渡る報告書を公表。原作者とドラマ制作側の間の意思疎通がうまくいかず、信頼関係が失われていったと明らかにした。

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