藤井叡王、タイ勝!!8冠陥落ピンチしのいだ 20日・山梨決戦へ 叡王戦5番勝負第4局

2024年06月01日 05:00

芸能

藤井叡王、タイ勝!!8冠陥落ピンチしのいだ 20日・山梨決戦へ 叡王戦5番勝負第4局
シリーズ成績を2勝2敗のタイとした藤井聡太叡王(撮影・我満 晴朗) Photo By スポニチ
 将棋の第9期叡王戦5番勝負第4局は31日、千葉県柏市の柏の葉カンファレンスセンターで行われ、後手の藤井聡太叡王(21)=王将含む全8冠=が挑戦者・伊藤匠七段(21)を132手で下し、対戦成績を2勝2敗のタイとした。
 藤井は8冠陥落の大ピンチを貫禄でしのぎ、再び土俵中央まで押し返した。「自分にとって大きな一局。全力を尽くしたいと思っていました」。角換わりの本譜で飛車を最下段に引き、伊藤の穴熊を見て6筋から勇躍攻撃に転じる。「自王が薄い形。常に距離感が難しい将棋でした」とリスクを自覚しつつも9筋の端攻めで徐々にペースをつかみ、102手目に馬をつくった時点で「手厚くなった」。伊藤の穴熊が堅固に組まれる前に採った積極策が快勝を呼んだ。

 勝てば自身初タイトル獲得となる伊藤は「ちょっと本局は熱戦にできず、残念な内容になってしまいました」と首をかしげるばかり。

 注目の最終第5局は20日に甲府市の常磐ホテルで行われる。8冠維持とタイトル戦23連覇が懸かる藤井は「持将棋がなければ次が最終局なので」とユーモアも漂わせながら「振り駒になるので、幅広く考えていきたい」と決意を示した。

この記事のフォト

おすすめテーマ

2024年06月01日のニュース

特集

芸能のランキング

【楽天】オススメアイテム