「虎に翼」BL?ブロマンス?俺たちの轟、花岡に惚れていた…ネット驚き&涙「ソウルメイト?」考証担当も

2024年06月10日 08:15

芸能

「虎に翼」BL?ブロマンス?俺たちの轟、花岡に惚れていた…ネット驚き&涙「ソウルメイト?」考証担当も
連続テレビ小説「虎に翼」第51話。戦争を生き抜き、再会を果たした山田よね(土居志央梨)と轟太一(戸塚純貴)は花岡悟の思い出を語り…(C)NHK Photo By 提供写真
 女優の伊藤沙莉(30)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「虎に翼」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は10日、第51話が放送された。この日のオープニングタイトルバックには、朝ドラとしては異例とも言える「ジェンダー・セクシュアリティ考証 前川直哉」のクレジットがあった。
 <※以下、ネタバレ有>

 向田邦子賞に輝いたNHKよるドラ「恋せぬふたり」などの吉田恵里香氏がオリジナル脚本を手掛ける朝ドラ通算110作目。日本初の女性弁護士・判事・裁判所所長となった三淵嘉子氏をモデルに、法曹の世界に飛び込む日本初の女性・猪爪寅子(ともこ)の人生を描く。吉田氏は初の朝ドラ脚本。伊藤は2017年度前期「ひよっこ」以来2回目の朝ドラ出演、初主演となる。

 第51話は、佐田寅子(伊藤沙莉)は花岡悟(岩田剛典)の訃報に衝撃を受ける。食糧管理法を遵守し、闇市の食べ物を一切拒否して栄養失調のため亡くなった。花岡の死は法曹界のみならず、世間にも大きな衝撃を与える。同じ頃、戦地から戻ったばかりの轟太一(戸塚純貴)も絶望していた。轟は山田よね(土居志央梨)に再会、苦しい胸の内を打ち明ける…という展開。

 復員した轟は花岡の訃報記事を目にし、立ち尽くした。

 夜、闇市。轟は飲まずにはいられない。酔い潰れた轟を蹴る人物がいる。よねだった。

 カフェー「燈台」。マスターの増野(平山祐介)は空襲の犠牲に。よねは法律相談の真似事をし、食いつないでいる。新憲法は「自分たちの手で手に入れたかったものだ」と悔しがった。

 よね「残念だったな、花岡」

 轟「仕方あるまい。それがあいつの選んだ道ならば」

 よね「死んだ相手に強がって何になる」「惚れてたんだろ、花岡に。花岡と最後に会った時、そう思った」

 轟「何を馬鹿なこと言ってんだ」

 よね「馬鹿なことじゃないだろ。惚れた腫れたはカフェで死ぬほど見てきたから。別に、白黒つけさせたいわけでも、白状させたいわけでもない。腹が立ったなら謝る。ただ、私の前では強がる意味がない、そう言いたかっただけだ」

 轟「俺にも、よく分からない」「でも、もしあいつがいなかったら、オレは弁護士を目指していなかった。花岡が帝大をあきらめて、明律大で共に学べると知った時はうれしかった。佐田と添い遂げることに怖気づいて、別の女と結婚した時は腹が立った。あの戦争の最中、あいつが判事になって、兵隊に取られずに済むと思うとうれしかった。あいつのいる日本へ、生きて帰りたいと思えた。でも、オレがずっと前から知ってる、真面目で優しくて不器用が過ぎる花岡ならばやりかねんと、あいつらしいと」

 轟は声を上げて泣いた。

 「BL(ボーイズラブ)」展開というよりは「ブロマンス(男性の熱い友情、精神的なつながりを意味するBrotherとRomanceの合成語。)」展開か。

 SNS上には「まさかのBL展開?」「この場合の惚れた、BLじゃなくてブラザーフッドとかブロマンスの領域だと思う」「その設定、今いる?」「単純にBLだとかブロマンスだとか。そんな言葉で仕分けられたくないな」「人への深い愛だと思う」「ある意味、ソウルメイトなのやもしれぬ」「大事な大事な人だったんだよね」「轟に泣かされる月曜日」などの声が続出。さまざまな解釈が投稿され、反響を呼んだ。

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