不動産コンサルタント “富士山が見えなくなる”完成間近のマンション解体「引き渡し直前…異例の事態」
2024年06月10日 09:10
芸能
建設業者の積水ハウスは「景観条例などの法令はクリアしていたものの、周辺への影響に関する検討が不十分だった」としているという。
長嶋氏は「あくまで推測ですけど」としたうえで、「建物が完成して引き渡し直前なのに解体するというのは異例の事態。企業としても、議論、しゅん巡があったのでは。あるいは住民との折衝の中で、本来的には手付金の倍返しというルールなんですけど、生金をお返しして、さらに同額のお金を渡す、これを倍返しと言うんですが、もう少し時間がたつと、この手付金の倍返しに加えて違約金も払わないといけない。たぶんぎりぎりのタイミングだったと思う」と話した。
MCの谷原章介が「それを払っても守りたかったものって何なんですかね?」と聞くと、「あくまでも合法的に建築確認を取っているということです。しかし、現実的には建築確認が下りた後、住民との折衝というのは、どこのマンションもやるもの。とはいえ100%の賛同というのは得られないので、どこかで見切り発車をする。今回もそのようなケースで建築が始まっていたと思うのですが、この後、入居者が実際に住んだ後にずっと反対運動が続いてしまうとかいうことになると、あるいは訴訟が始まるということになると、レピュテーションリスクといって“このマンションはイメージが良くないんだよね”とか、ひいては“企業としてイメージが良くないよね”となることを恐れたのかも知れないです」と自身の見解を述べていた。