浅野いにお氏 でんぱ組がいなかったら「デデデデはない」作詞した楽曲が発表から9年越しに映画挿入歌 

2024年06月10日 19:35

芸能

浅野いにお氏 でんぱ組がいなかったら「デデデデはない」作詞した楽曲が発表から9年越しに映画挿入歌 
フォトセッションに応じる(左から)「でんぱ組.inc」藤咲彩音、相沢梨紗、古川未鈴、浅野いにお氏(撮影・小渕 日向子)(撮影・小渕 日向子) Photo By スポニチ
 漫画家の浅野いにお氏(43)が10日、都内で行われた「『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』後章 浅野いにお(原作者)×でんぱ組.incスペシャルイベント」に出席した。
 実写映画化された代表作「ソラニン」や累計発行部数570万部を超える「おやすみブンブン」、「MUJINA INTO THE DEEP」など、数々のヒット作を生み出し続ける浅野氏が手掛けた本作。8年間の長期連載した同名漫画をアニメ化し、原作ではもう描かれることがない世界を作りだした。

 浅野氏は、でんぱ組.incが歌う挿入歌「あした地球がこなごなになっても」の作詞も担当した。同曲は、ビルボードジャパンで1位を獲得するなど大ヒット。発表から9年越しの本作挿入歌となった。

 この日、浅野氏は「でんぱ組.inc」藤咲彩音、相沢梨紗、古川未鈴とともに登壇。声優を務めたタレントの「あのちゃん」ことあのは、同楽曲を挿入歌に使うことを伝えると「でんぱ組のですか!?」と大喜びだったという。

 「でんぱ組.inc」の「でんでんぱっしょん」を初めて聞いたときに衝撃を受けた浅野氏。「10代のキラキラしたアイドルではなくて、アイドルに対する客観性や俯瞰性が入りやすかった」と、浅野氏がこれまで認識していたアイドル像とは違う3人の魅力に心を打ち抜かれたと出会いを振り返った。

 続けて、「『でんでんぱっしょん』ていう曲がなかったら、デデデデはないんですよ」と告白。劇中のキャラクターに「グループとしての性質、性格をまんま表している」と説明すると、でんぱ組の3人は「確かに~!!!」と口をそろえた。

 楽曲を作詞するにあたり、事前にでんぱ組にインタビューを行った浅野氏。彼女たちの思いや言葉、考え方を歌詞にふんだんに盛り込んだ。楽曲はアニメ用に制作したものではないが、「可愛らしいものが作品とでんぱ組がリンクしている」と納得の表情を浮かべた。

 アニメオタクを自称するでんぱ組の3人は、持ち歌にアニソン曲が増えて大喜び。「奇跡のよう。本当にうれしい」と感無量で、発表からの9年間を振り返った。

 最後に、これから作品を見るファンに向けて「心に残るような作品になればうれしい」と願った浅野氏。でんぱ組と“デデデデ”との関係を「“あしこな”という作品を架け橋にようやく伏線が回収された」と安堵の表情を浮かべ、「本当にありがとう」とでんぱ組へ頭を下げた。

 本作は、突如東京上空に巨大な宇宙船が登場し、絶望的に思えた異常事態も次第に日常へと溶け込んでいく世界が舞台。日々の青春を謳歌する少女達の物語を描く。幾田りら、あの、竹中直人らが声優を務める。
 

この記事のフォト

おすすめテーマ

2024年06月10日のニュース

特集

芸能のランキング

【楽天】オススメアイテム