日テレ「24時間テレビ」募金総額は10億円超 昨年超え見込み やす子だけで5億円 不適切行為はなし
2024年09月30日 14:59
芸能
この日の会見で、取締執行役員の澤桂一氏が募金総額について言及。「金額はまさに集計中。集計中ではあるが、番組が終了してすぐの時点で10億円を超えていて、昨年度の金額を上回っている」と説明し、「皆さんに改めて感謝」と感謝を伝えた。
また「やす子さんのマラソンへの共感から、多くの方にご参加いただいた」といい、「これ(マラソン児童養護施設募金)だけで5億円。キャッスレスでの募金が多かったのが今回の特徴です」と今年の特色を説明。「総額は10月の後半に特別番組あるいは定例会見で発表させていただく予定」とし、「募金をどのように使うのかをもっと分かりやすいかたちで皆さんにお伝えするのが重要と考えています」とした。
不正問題を指摘された中での募金活動については「さまざまな対策をした。チャリティー委員会から大きなトラブルや不適切行為は報告を受けていません」と報告。「モニタリング調査も実施した。報告書を送ってもらっているので、これらを全てを分析して再発防止委員会で検証したい。その結果についても改めて報告させていただきたい」と、再発防止へ向けた取り組みを説明した。
「24時間テレビ」を巡っては、昨年11月、系列局の日本海テレビジョン放送(鳥取市)の男性が2014年以降、寄付金の計約1118万円を着服していたと同局が発表した。着服問題がある中、放送を敢行。また台風10号直撃の予報もある中でチャリティーマラソンのコースを変更して開催するなど工夫を凝らしたが、放送に関してはさまざまな声が上がっていた。
同番組の昨年の募金総額は、8億4805万9341円。やす子は、前年度の約半分を一人で集めたことになった。