舛添要一氏 官僚より都庁職員を勧めるワケ「給料は国より方がいい。休みが多い。天下り先が…」

2024年10月18日 20:44

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舛添要一氏 官僚より都庁職員を勧めるワケ「給料は国より方がいい。休みが多い。天下り先が…」
舛添要一氏 Photo By スポニチ
 前東京都知事で国際政治学者の舛添要一氏(75)が18日、BSNラジオなどで放送された「泉房穂の情熱ラジオ」(後7・00)にゲストとして生出演し、自身の東京都知事時代を振り返った。
 東大で教べんを取っていた時には、番組パーソナリティーの前兵庫県明石市長・泉房穂氏も教えており、2人は昔話に花を咲かせた。

 舛添氏は参院議員を2期務め、厚労相としては新型インフルエンザ対策に注力。その後、14年の都知事選に当選したが、2年後に辞任した。

 泉氏からは都知事の2年間について問われた。舛添氏は「あまり外で言わないんだけど、結局改革を急ぎすぎた」と振り返った。「霞ヶ関(政府)の役人は、ある程度改革しても、厚労省がそうでしたけど、理解してくれた」としつつ、「都庁の役人は付いて来ません」と比較した。

 当時の都庁を“ぬるま湯”と称し、「改革して、今までぬるま湯で来た中に、ばっと冷や水を浴びせかけるようなことをすると、みんな嫌がるのは当たり前」と回想。「人事だって、相当に私が切り刻んでやったわけ。やっぱり、ぬるま湯の環境にある人に改革をやらせるのに難しい」とも話した。

 改革を急ぐ中、足をすくわれた可能性があるという。「私の失敗は、ぬるま湯から少しずつ温度を下げていけばいいけど、こういう性格だから、ばっと冷や水を浴びせかけたので、“この野郎!こいつは早く辞めさせないといけない”ということで、スキャンダル探しをやるみたいな話になったと思う」と推測した。舛添氏は16年、都の車両などを私的に利用したなどとして、知事を辞職している。

 閣僚、地方自治体の首長をともに経験した舛添氏は、「東京都庁の役人と霞ヶ関の役人、子供がどっちになりたいかと言ったら、私は“都庁の役人になれ”と言います。給料は国よりいい。休みが多い。天下り先が何千とある、ということを考えると、そういう人になたを振りかざすと…」と、皮肉たっぷりに話していた。

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