石田ゆり子 西田敏行さん追悼 忘れられない35年前の初共演「信じられなくて、ただひたすらに寂しい」

2024年10月18日 23:03

芸能

石田ゆり子 西田敏行さん追悼 忘れられない35年前の初共演「信じられなくて、ただひたすらに寂しい」
石田ゆり子 Photo By スポニチ
 女優の石田ゆり子(55)が18日、自身のインスタグラムを更新。17日に東京都内の自宅で虚血性心疾患のため死去したことが分かった、俳優の西田敏行さん(享年76)を追悼した。
 石田は、89年に自身が初めて参加した西田さんが主演の連続ドラマTBS系「翔んでる!平賀源内」で共演した時の写真を投稿し「西田敏行さん。西田さんがもういないなんてとても信じたくなくて、信じられなくて、ただひたすらに寂しい。その現実を見つめることが怖いです」と書き始めた。

 さらに「『翔んでる!平賀源内』という、京都の太秦撮影所で半年もの長い期間撮影する娯楽時代劇は私が始めて参加した連続ドラマだった。いまから35年前。着物で芝居をすることも、地方ロケのため長期で家を離れることも、何もかも初めてだった私は当時19才だった」と振り返り「ほとんど素人同然の何もできない私をいつも温かく優しく、包み込むような優しさで見守って下さったのが、主役の源内先生を演じた西田敏行さんだった。撮影当時の西田さんは41歳。言葉をどんなに尽くしても表現できないほど西田敏行さんのことを,みんなが大好きだった。私がどんな稚拙な質問をしても、いつも優しく丁寧にユーモアと信念を持って答えてくれた。みんなを食事に誘って、ご馳走してくれた。もしもピアノが弾けたならをカラオケで一緒に歌った」とつづった。

 また「釣りバカ日誌17の撮影では能登が舞台で、輪島に長期間ご一緒した。塗師の仕事の説明をするシーンでは、人の心にその工程が見えるように訴えるにはどうしたらいいか、とても丁寧に優しく教えてくださった…本当に温かかった」とも。

 西田さんについては「台本の中に西田さんの名前があるだけで心が躍った。西田さんが出演される作品に自分が出られることだけで嬉しかった。心のどこかで私は昔から、西田敏行さんが、いつかいなくなってしまうことが怖くて仕方がなかった。何十年も昔からその日が来るのが怖かった。こんなふうにある日突然,人はいなくなってしまう。こうして書いていてもとても信じられない。西田さんの周りはどんな時でも笑顔があった。みんなが幸せで楽しそうで、その中心はいつも西田さんだった。本当にありがとうございました。本当に寂しいです」とした。

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