レッドソックス・正尚、日本選手イチ以来の6戦連続マルチ 打率トップも見えた1位と7厘差

2023年07月10日 02:30

野球

レッドソックス・正尚、日本選手イチ以来の6戦連続マルチ 打率トップも見えた1位と7厘差
<レッドソックス・アスレチックス>4回1死、右中間への二塁打を放ったレッドソックス・吉田(AP) Photo By AP
 【ア・リーグ   レッドソックス10―3アスレチックス ( 2023年7月8日    ボストン )】 レッドソックス・吉田が8日(日本時間9日)のアスレチックス戦で、日本選手2人目となる6試合連続マルチ安打をマークした。4回1死では2球で追い込まれてからファウルで粘り、7球目のスライダーを右中間へ運びエンタイトル二塁打。5回2死二塁では外角球を中前適時打し、4連勝に貢献した。
 「たまたまできているなという感じ。結果が出ないより出た方がいいので、引き続き出たらいい」。殊勝に話したが、日本選手では、最長の7試合連続マルチ安打の記録を持つマリナーズ・イチロー以来の快挙。今季のメジャー全体でもオリオールズ・サンタンダー、マリナーズ・ロドリゲスに並ぶ最長記録だ。オリックス時代の17年8月にマークした自己最長記録にも並んだ。

 リーグ3位の打率は.313と1厘上げ、トップのブルージェイズ・ビシェット(.320)との差をまた一歩縮めた。7月はこれで21打数10安打の打率.476という高いアベレージを残す。8回から6番手で登板した藤浪との対戦はなく、メジャー初対決は持ち越した。

 「得点を1点ずつ積み重ねて勝利できた」。チームはワイルドカードでのポストシーズン進出圏内のヤンキース、ブルージェイズを2ゲーム差で追う貯金4。好調な吉田のバットで再浮上してきた。

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