吉田正尚 10号弾で7戦連続マルチ ネット「目が覚めたわ」「笑っちゃうくらいすごい」

2023年07月10日 07:04

野球

吉田正尚 10号弾で7戦連続マルチ ネット「目が覚めたわ」「笑っちゃうくらいすごい」
8回の決勝の10号ソロを放ったレッドソックス・吉田(AP) Photo By AP
 【ア・リーグ   レッドソックス4-3アスレチックス ( 2023年7月9日    ボストン )】 レッドソックスの吉田正尚外野手(29)が9日(日本時間10日)、本拠地でのアスレチックス戦に「5番・DH」でスタメン出場。7試合連続34度目のマルチ安打を記録した。チームは今季3度目の5連勝で前半戦最後のカードを終えた。前半戦で打率・316、44打点、10本塁打と抜群の成績を残した吉田は「前半戦をケガなく終われて良かった」と笑顔で振り返った。
 グリーンモンスター越え10号弾で、イチローに並ぶ7戦連続マルチ安打を達成した吉田に、インターネット上には「記録も継続して、二桁ホームランも達成して最高や。目が覚めたわ」「イチローに並ぶ1年目に首位打者、行けるんじゃ無いの?」「いつも通り夏になってグングン打率が上がってきました」「メジャー1年目での前半戦2桁ホームラン&打率・310超えは本当に素晴らしい」「笑っちゃうくらいすごいな。一瞬調子落としても、すぐにそれ以上の成績で取り戻すね。そしてグリーンモンスター超えのホームランは見た目にも格好いい!」などの声が上がっている。

 この日は走攻守で勝利に貢献した。デュバルの本塁打で2-3とした直後の6回無死、2番手・ブラックバーンのカットボールをコンパクトに振り抜くと、打球は詰まりながらも遊撃手後方へ。背走した遊撃手・ウェードが一度はグラブの中へと白球を入れたが、転倒した際にボールがこぼれ落ち、この日1本目の安打となる遊撃内野安打で出塁した。

 「打」の次は「走」だった。2死後、二盗を成功させると、捕手の悪送球の間に一気に三塁へ。アローヨの右中間二塁打の間に同点のホームを踏んだ。全力でダイヤモンドを駆け巡ってもぎ取った貴重な1点。ベンチに戻ると満面の笑顔がはじけた。

 振り出しに戻した試合を決めたのも吉田だ。3-3の8回無死、左腕・ウォルディチャックの95・1マイル(約153・0キロ)の外角直球を強振。打球は高々と舞い上がり、左翼後方のグリーンモンスターを超える勝ち越し10号ソロとなった。打球速度は96・6マイル(約155・4キロ)、飛距離は353フィート(約107・6メートル)、角度32度の美しい放物線だった。

 この日のマルチ安打で7試合連続マルチ安打となり、オリックス時代の17年8月に記録した6試合連続を超える自己最長をマーク。さらにメジャーの日本選手としては、イチローが5度記録した日本選手最長記録にも並んだ。イチローが最後にマークした7試合連続マルチは、10年5月8日~15日にかけて記録したもの。オリックスの後輩が、13年の時を超え、偉大な先輩の数字に並んだ。まさに走攻守でチームに貢献し、前半戦は打線の「柱」となった。吉田の存在感は増すばかりだ。

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