ミスから大量失点…ソフトB、3連敗で首位陥落も藤本監督「ミスをしても取り返す気持ちが大事」

2023年07月10日 05:00

野球

ミスから大量失点…ソフトB、3連敗で首位陥落も藤本監督「ミスをしても取り返す気持ちが大事」
ベンチの藤本監督も渋い表情(撮影・光山 貴大)  Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   ソフトバンク1-5楽天 ( 2023年7月9日    楽天モバイル )】 ソフトバンクは9日、楽天に1―5で敗れて3連敗を喫した。先発・石川柊太投手(31)が3回に浅村に3ランを浴びるなど一挙4失点。この回は栗原陵矢外野手(27)の失策があり、ミスが大量失点に結びついた。今季2度目の同一カード3連戦3連敗でオリックスに首位の座を明け渡し、藤本博史監督(59)はミスを取り返す奮起を求めた。
 野球にミスはつきものとはいえ、悔やんでも悔やみきれないエラーとなった。1―0の3回1死一塁から俊足の1番・村林が放ったゴロの処理で三塁手の栗原が慌てた。併殺を狙って二塁へと送球しようとしたが、ボールを握り損ねて落球。先発・石川は次打者・小深田を空振り三振に抑えたが、小郷に同点の右前打、浅村に勝ち越しの右越え3ランを浴び、この4失点が重くのしかかった。

 藤本監督は「石川はこの4試合の中では一番良かったのでは。浅村のホームラン(で投げた球)はコース的には良かった。キャッチャーが構えたところにいっていた」と振り返った。不調だった石川が6回4安打4失点(自責0)と復調の気配を示しただけに、ミスがきっかけになった失点が痛かった。

 石川は前回7月2日の西武戦まで3試合連続で5回を持たずにKOされていた。「人生でここまで結果が出ないのは初めて」。先発の軸の一人として期待されながらスランプに陥り、6月18日には登録抹消もされた。今季4敗目を喫するも浮上のきっかけをつかんだ右腕は「ここ最近の中では、自分らしいボールが投げられていたとは思う。浅村さんにうまく打たれてしまったが、浅村さんを迎えるまでのどこかでもう少しなんとかできたんじゃないかな」と話した。

 打線は楽天を上回る9安打を放ち、4イニングで得点圏に走者を進めたが、3回の柳田の中前適時打による1点だけに終わった。投打がかみ合わず、4月29~5月3日に4連敗して以来となる3連敗。同一カード3連戦3連敗は4月21~23日のロッテ戦以来、今季2度目の屈辱となった。

 7日ぶりに首位の座を宿敵オリックスに明け渡し、2位へと転落した。藤本監督は「ミスをしても取り返すという気持ちが大事。そういうところだけ」と話し、きょう10日に「鷹の祭典」を行う大阪への移動の途についた。 (森 寛一)

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