【ドラフト会議】阪神が青学大・下村海翔を1位指名、一本釣りに成功

2023年10月26日 17:10

野球

【ドラフト会議】阪神が青学大・下村海翔を1位指名、一本釣りに成功
青学大・下村
 プロ野球のドラフト会議が26日、都内のホテルで行われ、阪神が1位で青学大の最速155キロ右腕・下村海翔投手を指名し、交渉権を獲得した。 【ドラフト速報
 東都リーグ春秋連覇、全日本大学野球選手権制覇で名門復活を遂げた今年の青学大で、常広羽也斗投手(4年)とダブルエースの看板を背負ってきた下村。先発投手として常広に負けない安定感が光る。右打者にも左打者にも投げ込めるカットボールなど精度の高い変化球を駆使し、緩急を使った投球が武器。9月3日の秋季リーグ開幕戦では自己最速の155キロをマークし、存在感を増している。

 決して順風満帆ではなかった。大学入学1年目の20年12月、右肘クリーニング手術と軟骨再生手術を決断。当初は半年で投げ込む予定も軟骨再生に時間を要し、1年以上ノースローを余儀なくされた。実戦復帰は22年春。それでも「諦めず絶対、自分ならはい上がれる」との思いから地道なリハビリに耐え抜いた。

 日本代表での経験も下村を大きく成長させた。今年7月に米国で行われた日米大学野球選手権では3試合に登板し優勝に貢献。MVPにも輝き、プロへの自信を深めた。

 ◇下村 海翔(しもむら・かいと)2002年(平14)3月27日生まれ、兵庫県出身。小3から野球を始め、甲武中時代は宝塚ボーイズに所属。九州国際大付では1年秋からベンチ入りしたが甲子園出場はなし。青学大では1年秋から出場し、1部通算18試合に登板し6勝3敗。遠投120メートル、50メートル走6秒0。1メートル74、73キロ。右投げ右打ち。

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