巨人・水野スカウト部長「優勝できていませんので、即戦力ということで」本指名5選手の狙い明かす

2023年10月26日 21:38

野球

巨人・水野スカウト部長「優勝できていませんので、即戦力ということで」本指名5選手の狙い明かす
<プロ野球ドラフト会議>中大・西舘の交渉権を獲得し巨人・吉村編成本部長(左)と握手を交わす阿部監督(撮影・西尾 大助) Photo By スポニチ
 プロ野球のドラフト会議が26日、都内のホテルで行われ、巨人が1位で中大の最速155キロ右腕・西舘勇陽投手(21)を指名。日本ハムと競合の末に阿部慎之助監督(44)が引き当て、交渉権を獲得した。本指名選手は5人。社会人から4選手指名は17年以来6年ぶり、高校生指名なしは09年に次いで2度目となった。育成では高校生4人を含む7選手を指名し、今ドラフト指名選手は計12選手。 【指名選手一覧
 西舘を引き当てた阿部監督を笑顔で出迎えた水野雄仁スカウト部長(58)は、今ドラフトについて即戦力重視だったか問われると「そうですね。優勝できていませんので、即戦力ということで」と明言。

 09年以来球団2度目となる本指名で高校生0人だったが「あとはここ1、2年で育成の選手も育ってきている。高校生は育成の方で育成してもらって、支配下の方は社会人中心になりました」と球団の考えを代弁。育成では、この言葉通り7人中4人の高校生を指名した。

 正式に公表はしなかったが、直前の予想通りとなる西舘1位指名については「公表することによって評価しているということを西舘投手に敬意を表したかった。公表に近い形で」と自身の考えを語った。

 吉村禎章編成本部長が「ほぼ100%ですね。素晴らしいドラフトだったと思います」と総括した今ドラフト。新生・阿部ジャイアンツが、4年ぶり奪冠へ突き進む。

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