【ドラフト会議トリビア(1)】過去の新人王の中で支配下ドラフト指名順位が最も低かった選手は?

2023年10月26日 16:30

野球

【ドラフト会議トリビア(1)】過去の新人王の中で支配下ドラフト指名順位が最も低かった選手は?
2023年プロ野球ドラフト会議の抽選箱 Photo By 提供写真
 プロ野球の新人選手選択会議「プロ野球ドラフト会議supported by リポビタンD」は26日、午後4時50分から都内のホテルで開催される。4年ぶりに一般観客を入れての開催。豊作年と呼ばれる今年の目玉は「佐々木朗希世代」となる大学生で上位指名は“東都ドラフト”になると予想される中、各球団の思惑や、選手育成、チーム編成のビジョンが見える節目の一日。昨年は9球団が1位指名選手を事前公表していたが、今年は4球団となっている。多くの抽選によるドラマが生まれることが期待される2023年ドラフト。過去のデータや“トリビア”を紹介する。
 ◆2位以下も抽選 78~92年は2位以下も入札方式だった。90年の広島は1位・小池秀郎=8球団、2位・内之倉隆志=3球団、3位・高橋英樹=2球団、4位・新井潔=2球団と4連続で指名が重複。当たりを引けたのは3位の高橋のみで外れ1位で瀬戸輝信、外れ2位で小野幸一、外れ4位で山崎健を指名している。

 ◆国立大在籍時にドラフト指名を受けた選手 昨年まで11人が指名を受けている。大学別では東大から井手峻(中=66年2次3位)、小林至(ロ=91年8位)、遠藤良平(日=99年7位)、松家卓弘(横浜=04年9巡目)、宮台康平(日=17年7位)の5人。筑波大からは小林昭則(ロ=89年2位)、杉本友(オ=96年1位)、坪井俊樹(ロ=08年4位)、佐藤隼輔(西=21年2位)の4人。横浜国大からは北川智規(オ=00年7位)、京大からは田中英祐(ロ=14年2位)が指名を受けた。そのうち、小林至と坪井以外の9人は1軍公式戦に出場を果たしている。

 ◆下位指名から新人王 過去の新人王の中で支配下ドラフト指名順位が最も低かったのは、71年の巨人・関本四十四。67年に糸魚川商工からドラフト10位で入団。入団4年目に10勝11敗、防御率2・14の成績を残した。育成ドラフト出身者では08年山口鉄也(巨)、09年松本哲也(巨)がそれぞれ新人王に輝いている。

 ◆重複指名 史上最多はともに投手で89年野茂英雄(新日鉄堺→近鉄)と90年小池秀郎(亜大→ロッテ拒否)の8球団。社会人野手は3球団以上の重複がなく、80年石毛宏典(プリンスホテル→西武)、88年中島輝士(プリンスホテル→日本ハム)、08年野本圭(日本通運→中日)の2球団が最多。大学生野手は79年岡田彰布(早大→阪神)の6球団が最多だ。高校生では野手の95年福留孝介(PL学園→近鉄拒否)と17年清宮幸太郎(早実→日本ハム)の7球団が最多。投手では09年菊池雄星(花巻東→西武)の6球団が最も多い。6球団以上の重複は過去9人。阪神は福留以外の8人に入札しているが交渉権を獲得できたのは岡田だけ。

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