阪神の隠し玉!?“一芸枠”指名あるぞ 「110m障害Vの俊足遊撃手」「準硬式出身の150キロ右腕」

2023年10月26日 05:15

野球

阪神の隠し玉!?“一芸枠”指名あるぞ 「110m障害Vの俊足遊撃手」「準硬式出身の150キロ右腕」
三菱重工East・津田 Photo By スポニチ
 阪神が、26日のドラフト会議で異色の経歴を持つ2選手を指名候補としてリストアップしていることが25日、分かった。
 三菱重工Eastの内野手・津田啓史は、熊本市の長嶺中時代に陸上でも活躍し、県内の大会で110メートル障害で優勝した実績がある。神奈川の強豪・横浜高出身。現在は社会人3年目で強肩、俊足が光る遊撃手だ。

 もう1人は、明大で準硬式野球部だった王子の右腕・高島泰都。ボールの芯が硬式と同じコルクながら表面がゴムでつくられる準硬式は球速が出にくいとされる。そこで150キロを出したことが目に留まり、社会人にスカウトされた。チェンジアップも武器で、今夏の都市対抗野球大会1回戦で北海道ガス相手に、7回5安打無失点の投球をした。

 球団は今秋に北條、山本を戦力外とし、さらに若返りを進めている。正遊撃手の木浪は29歳、そのライバルの小幡は23歳で、次世代を育てることで陣容を厚くする狙いがある。打力に課題がある津田だが、まだ高卒3年目で伸びしろが十分に期待できる。1メートル83、91キロの恵まれた体格も魅力だ。同じく高卒3年目の社会人No・1遊撃手、ヤマハの相羽寛太内野手(21)もリストに残る。

 投手陣は、この秋に3選手を戦力外としたこともあって、即戦力の獲得が急務だ。球団関係者は「右のセットアッパータイプが手薄」と語る。そのため、大学、社会人を中心に、制球力にそれほど不安がなく、試合をつくれるタイプを求めている。今年の公式戦でフル回転をする高島はうってつけの素材といえる。高卒社会人4年目の最速152キロ右腕、JR西日本の石黒佑弥投手(23)も即戦力で指名の可能性がある。

 ◇津田 啓史(つだ・けいし)2002年(平14)11月23日生まれ、熊本出身の20歳。水俣第一小2年時に野球を始め、中学では熊本中央ボーイズに所属。横浜では1年春からベンチ入りし、背番号6で高2春の選抜に出場。高校通算20本塁打。三菱重工Eastでは、昨年の日本選手権で1番打者として4強入りし、今夏の都市対抗にも出場。1メートル83、91キロ。右投げ右打ち。

 ◇高島 泰都(たかしま・たいと)1999年(平11)12月3日生まれ、北海道赤平市出身の23歳。小学1年に赤平レッドレイズで野球を始めて投手と遊撃手。赤平中では軟式野球部に所属。滝川西では2年秋に背番号11でベンチ入りし、3年夏の甲子園に背番号10で出場。明大では準硬式野球部に所属し、王子で硬式に再転向。50メートル走6秒3、遠投110メートル。1メートル81、80キロ。右投げ右打ち。

 ★陸上五輪選手 飯島秀雄(68年東京9位)は五輪出場2度の陸上短距離選手。野球経験はなく代走専門だった。

 ★遠投力 日月(たちもり)哲史(91年西武8位)は国体6位入賞経験のあるやり投げ選手。88年投手で練習生として入団後、外野手で指名。

 ★力士 市場孝之(91年ロッテ7位)は中学卒業後に佐渡ケ嶽部屋入門。「琴市場」のしこ名でデビュー。引退後に高校で野球部。

 ★〇〇に勝った男 五十幡亮汰(20年日本ハム2位)中学時代は野球と陸上を掛け持ち。3年時の全国大会で、同学年だった陸上短距離のサニブラウンを抑えて100、200メートル2冠。

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