【ドラフト会議】ヤクルト1位指名の専大・西舘昂「1部でできなかった分、たくさん神宮の土を踏みたい」

2023年10月26日 22:45

野球

【ドラフト会議】ヤクルト1位指名の専大・西舘昂「1部でできなかった分、たくさん神宮の土を踏みたい」
ヤクルト1位の専大・西舘(撮影・会津 智海) Photo By スポニチ
 プロ野球のドラフト会議が26日、都内のホテルで行われ、ヤクルトが外れ1位で専大の西舘昂汰投手を指名した。 【指名選手一覧
 前夜は緊張で寝られなかったと明かした右腕は「選ばれはしたけど実感はない。(東都)2部でやってきて、実績でやってきたわけではない。ヤクルトには感謝の気持ちしかない」と喜びと感謝の思いを口にした。

 最速152キロを投じ、シュート、スライダー、フォーク、カーブなど変化球も多彩で将来性を高く評価される。東都2部で通算11勝6敗、防御率1・69の成績を残した。

 自身のセールスポイントについて「投げっぷり。どれだけ良い球を投げてても投げっぷりがないと。今までやってきたことを変えずにやっていきたい」と胸を張り、目標とする選手には楽天の松井裕樹の名前を挙げた。

 今ドラフトでは大学生投手が豊作だったが、既にプロの世界で活躍する“朗希世代”も多い。「良い投手が多くて、宮城投手(オリックス)、奥川投手(ヤクルト)、佐々木朗希投手(ロッテ)と、今トップチームや侍ジャパンでも投げている選手と戦いたい。まずは1軍で投げ合うことが大事」と同世代との投げ合いを心待ちにした。

 また、巨人に1位指名された中大・西舘勇陽投手とは比べられることが多いといい、「ネットでは中大の西舘の方が掲載されていて。じゃないほうの西舘といわれることがけっこう多くて。それがすごい悔しくて。僕自身はすごくライバル視している」と対抗心をのぞかせた。

 希望する背番号はエースナンバーでもある「18」。目標には新人賞、将来的には最優秀防御率の獲得を掲げた。「(東都)1部で神宮でできなかった分、ヤクルトでたくさん神宮の土を踏みたい」。夢に見た神宮の地で飛躍を誓った。

 ◇西舘 昂汰(にしだて・こうた)吉木小4年のときにソフトボールを始め、筑紫野中時代は二日市ボーイズでプレーし、3年から本格的に投手を始めた。筑陽学園では2年秋からベンチ入りし、3年で甲子園春夏連続出場した。

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